　豊橋公城は東西1400メートル、南北700メートルもある東海道屈指の巨大な城だったようです。

　南御多門趾を抜けると吉田城の「鉄櫓（くろがねやぐら）」がありました。1931年（昭和6年）に復元された事実上の天守閣だったそうです。あの姫路城を築いた池田輝政によるという堅牢な石垣が見られました。

　「鉄櫓」の向こうには豊川が滔々と流れていました。敵からの防御だけでなく、交通や物流の拠点でもあったところなのでした。

　石垣の下にも春の訪れ！

　城内には欅の樹が300本もあるそうですが、こちらにヤドリギがたくさん見られました。

　少し東に進むと「弥健神社」がありました。1899年（明治32年）に歩兵第十八聯隊の戦死者を祀るために立てられたそうです。

　威厳のある風貌の「神武天皇像」は明治天皇をモデルに制作されたという岡崎雪声（1854〜1921）の作でした。上野の西郷像や皇居前の楠木正成像、日比谷公園の噴水の鶴なども雪声の手がけた作だそうです。

　公園内には入場無料の「豊橋市美術博物館」もありました。

　シャガの花が一面に咲いていました。

　松の花ももうすぐ咲きそうでした。

　ほんとうに、ゆ〜くりとお花見と城巡りなどを楽しむことができました。

　豊橋のデザインマンホールでした。

　懸念していたとおりに夕刻から雨が降ってきたのでホテル内の『梨杏』という中国料理のレストランでディナーをいただきました。

　前菜の鶏肉も滋味深い味でした。

　フカヒレと海老の入った小籠包も見事な一品でした。

　ほたて貝柱にタケノコ、ソラマメ、椎茸などを炒めた優しい味の一皿でした。

　焼きそばも完璧な美味しさで・・・堪能いたしました。

　翌朝、ホテルの隣り、改札口の横にあるカフェで「モーニング」をいただきました。

　名古屋を中心に喫茶店のモーニングはお得感があって有名なのです。

　通勤前にOLさんたちが購入していたソラマメチーズドッグやアーモンドクリームレーズンパイ、デニッシュドーナツなどを購入してきました。

　豊橋駅から「ひかり」の乗車すると、途中「新横浜」だけの停車で１時間15分ほどで東京駅に着きました。（「豊橋ぶらり」おわり）。

豊橋ぶらり（３）