W(ダブル)ポンコツとでも言うのでしょうか。

 

僕が知っているコンサルタントが、ダメ経営者を指導するとき、「だからオマエはポンコツなんだよ!」と怒鳴ります。

 

「ポンコツ経営者」という言葉は、そこからのパクリですが、僕は、ポンコツがさらにポンコツになろうとするポンコツ経営者を結構たくさん目撃してきました。

 

 

ある時、全く別案件のコンサルティングをしていた経営者が、キャッシュフロー経営に興味を持ちました。

 

僕のコンサルは禅問答を多用しますから、こんな風な会話になります。

 

「キャッシュフロー経営って何だと思う?」

 

「 (くだらないので略します) 」

 

「なんでキャッシュフロー経営がしたいの?」

 

「 (くだらないので略します) 」

 

「じゃ、どうやったらできると思う?」

 

「まずは会計を勉強して、資金繰り表を作れるようになって、…」

 

 

この経営者、確かに資金繰りに困ることがよくあって、現金を重視するキャッシュフロー経営に興味があることはとてもよくわかります。

 

経営していると、特に、創業間もない時期は、支払ができないかも、というピンチに見舞われることが起こりえます。

 

それが続くと、月末に必死で乗り切り、でもまた翌月末に必死で乗り切る、という自転車操業に陥ります。

 

こんな経営をしている経営者は「ポンコツ」です。

 

でも、このポンコツがさらにポンコツになるのは…

 

まず…して、それから…して、と、できもしないことをやろうとするからです。

 

キャッシュフロー経営をするために、今から会計を勉強するの?

 

ポンコツにできるはずないんですよ。

 

できなかったからポンコツなのに。

 

こんな経営者をダブルポンコツと言うことにしています。

 

 

では、ポンコツにキャッシュフロー経営は無理なのかというと、そうではありません。

 

ポンコツでもできる方法で学び、ポンコツでもできる方法で導入すればいいだけです。

 

キャッシュフロー経営について言えば、会計がよくわからないポンコツには、会計がわからなくてもわかる方法で教えます。

 

で、いったん導入して回り始めると、そこから学べる会計知識は山のように出てきます。会計を学ぶなら、そこからでも十分。

 

 

今まで学んだことがない会計を、起死回生の経営手法を導入するために学ぶという、清水の舞台から飛び降りて死んでしまうような無謀をしようとするのは、自分が会計を学ぶ事ができる、と思っているからです。

 

自分にそんなことできるはずがない、と思っていれば、そんな無謀はしません。

 

だから、ポンコツ経営者は、まず、自分はポンコツだ、と、しっかり認める必要があるわけです。

(これは、前述の知り合いコンサルタントの考え方でもあります。)

 

 

↑↑↑↑↑↑  こんなポンコツでもできることをやっていこう。

 

この気持ちを持つことから経営の流れが変わります。