昨日ある女性と話していて、会話の途中で「彼はあなたみたいに肉食系じゃないの」と言われた。

そうか、俺は肉食系か。ま、そうだろう。自他共に認める肉食系。

そもそも男子は肉食系であるが、その国の文化や社会事情が草食系を生む。

日本は潔く勇ましい武士の文化を持つ反面、「中庸」を重んじ「恥」を嫌う文化も併せ持つ。だから、何かの弾みで肉食動物は簡単に草食動物になってしまう。

草食系が発生した原因はいろいろあろうが、僕は日本のアニメ文化が与えた影響が大きいと思っている。

足や腕を非現実的に細く描く世界。最初はアニメの主人公を「かわいい!」と思う気持ちが、それを現実世界にも求め始める。女性は細くてソフトな男性を、ついでに言えば、男性は「エロかわいい」抵抗しない女性を。

男性はそういう女性の現実倒錯的欲求につられて草食系化していったのだ。

これはどういうことかというと、その国の将来像は女性が握っていると言うことだ。





力では勝るが男性は女性にはかなわないと、僕は思っている。女王蜂が数千の働き蜂を従えるように、女性は男性を操る力を持つ。だから、男性は女性に踊らされ、表面的には偉そうにさせてもらっていても実はしっかりコントロールされているくらいで良い。

賢い女性に操られると、男性はよく働く。能力を伸ばし出世もする。だから、世の女性の器量が大きいほど国は栄え、国民は豊かになる。

逆に、女性が男性を働かせるような器でなければ、そして、世界の中で存在感を示し勝負すれば勝ち抜けるような男性のタイプではなく、ただ優しいだけの男性を求めるだけの女性が増えれば、国は弱体化する。

ちょっと極論であるが、要は、女性がしっかりしてれば良い国になるということだ。





草食系の話に戻ろう。

女性は勝手なもので、自ら望んで「創出」した草食系が増えてくると、今度はそれでは満足できないと言い始めた。偽物的で表面的には優しさのかたまりだが、包容力や実行力に欠ける草食系では満たされないと。

歯が浮くような甘い台詞も、実は本気で言われてうれしいと思う女性は多いのだ。草食系君にはできまい。

どんな製品にもライフサイクルがあるから、それはそれでしかたない。草食系はお払い箱の時代が将来やってくるかもしれない。


そうすると国の形もかわってくる。

良いも悪いも、とにかく国の未来は女性が何を望むかにかかっている。だから、女性たちに云いたい。外面(そとづら)だけでなく内面もしっかり磨いて、男を操るような女性になってね!

それにしても、自ら望んだ草食系男子蔓延社会で、言い寄る勇気もない草食系に囲まれて、ひたすら婚活をする女性の姿は、(言っては悪いが)たいへん滑稽である。


(以上の文章は、男にはかなわない女性の力を崇拝して書いたもので、女性をバカにするものではありませんので念のため申し添えます!)