ビストロジーノは10坪弱の大変小さい店です。小坂シェフが一人で(忙しいときには姉妹店から応援が駆けつけますが)切り盛りしています。

このような店舗の場合、小坂シェフの個性がそのまま店の個性になる。彼は料理のプロですが接客のプロではないかもしれない。でも、大変優しく、また、お客様に楽しんでいただこうという精神が旺盛。決してイケメンでもないが(ごめんなさい
ニコニコ)、彼の個性がにじみ出た店の雰囲気は、着実にファンを増やしつつあるようです。小坂シェフは、小さい店はお客様が見渡せて楽しいと言います。働いている人間の楽しさが益々店の雰囲気を良くしているような気がします。

お店というのは育つのに3年はかかると思います。小坂シェフも3年で育てるつもりのようです。その間、少しずつ、個性と店の雰囲気が相互に影響しながら、店として成長していく。それを見るのはオーナーやスタッフだけでなくお客様にとっても楽しいことだと思います。小さい店のいいところの一つです。

虹