2024年6月14日(金曜日)

KIN237

赤い地球青い鷲音3

第5の城、マトリックスの期間。刈り入れたものを整理し再スタートに備える感動のクライマックス

今日は青い鷲の13日間の3日目です。






赤い地球

・共時性

・シンクロニシティ

・心の連帯


青い鷲の13日間

・クールな知性

・先見性

・見通す力

・ヴィジョンの力

「戦略的な目」「創り出す」「心」などの意味合いを意識しながら過ごしましょう。


音3

未知体験…子ども心のような好奇心で行動しよう

・未知なものに対して関心をもつ

・体験したことがすべて役に立ちます

・互いに奉仕する

・人と人を繋げる

・協力体制


日々の言葉

しっかり腰を据えて観察し、研究を続けることでシンクロが引き寄せられる。

3回繰り返して結果を出す。

新たな展開の予感。

(越川宗亮先生の著書より)



日めくりカレンダー

今日の言葉

日に三度は省みる

論語


反省と言う言葉はネガティブな印象をもちますが、省みるなら振り返ると言うイメージでちょっと気安いです。

省みる習慣が「見直し、修正ができ、成長につながる」そうですが、私の場合、庭のことではまさしく‼️って感じです😅


✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨


読書記録


芹沢光治良著

「海に鳴る碑」(人間の運命序章)


1974年「芹沢光治良作品集」に収録の書き下ろし作品。今回は芹沢光治良文学館第3巻「愛と知と悲しみと」に収録のものを読了。


先日「人間の運命」第1巻「父と子」「友情」を読み終え、本の写真がないかと探していると、人間の運命の完全版というシリーズを発見しました。

私が持っているのは、本来、全14巻を7冊にまとめた全集です。なのにこの完全版は18巻まであるという。なぜ巻数が増えているのか、完全版てどう言う意味⁉️

見ると第1巻目は「父と子」ではなく「次郎の生いたち」ですって。

え〜‼️そんなの知らんぞ😨

と、どうなってるのかと本の解説を見てみたら、

 *本巻「人間の運命1 次郎の生いたち―序巻」は、新潮社版『芹澤光治良作品集』第七巻「海に鳴る碑/愛と知と悲しみと」(昭49・2刊)所収の「海に鳴る碑」の著者訂正本を底本にしている。その目次頁に〈次郎の生いたち 改題〉、〈「人間の運命」第一巻とする〉と書き入れがある。また、タイトル頁には〈海に鳴る碑〉を消して、〈人間の運命 序章〉〈次郎の誕生と幼年時代〉とある。本巻ではこれらを参考に、全体の構成から巻名を定めた。なお、作品末尾に〈一九八五年八月十日 三度目の訂正 於山小屋〉とあり、丁寧に作品が点検されたことと、軽井沢の別荘で最終作業を終えたことが判る。【編集付記より抜粋】

↓  上記はこちらより転載しました。


「海に鳴る碑」なら、持っている文学館全集の中にあるはず‼️と思い探したらありました。😃


そうだったのかー

序章なる物語があったのかー

知らんかった🥹


という訳で、2巻目に進む前に序章の物語を読む事にした訳です。


第1巻の「父と子」では、既に次郎は両親と別れて祖父母や叔父一家と暮らしていました。かつては網元で裕福な家だったのに、父親が天理教に帰依し、財産を捨ててしまったことで一家は網子と同じ漁師になり、貧に落ちぶれてしまっていたのです。


この序章「海に鳴る碑」は、次郎が生まれる前の網元だった頃、祖父が家督を父に譲った頃からの話です。

父は役場の同僚から誘われるままに不思議な人の話を聞くようになり、天理教の本山を訪れるようになり次第に影響を受けていく様が書かれていました。

何でも始まりはあるもの。


第1巻の「父と子」では次郎と両親の関係は希薄で、特に母親は影が薄かったですが、「海の鳴る碑」では母が生き生きと描写され、人間としての輪郭がはっきり見えたのが印象的でした。父の信仰についていったのも納得できる母でした。


第1巻で描かれたエピソードの種が至る所に散りばめられていて、これがあれに繋がるのか、そう言うことだったのかと、理解が深まる「序章」の物語でした。


時代は明治初期。

二百三高地で苦戦していること、たくさんの兵隊さんが亡くなってもまだ陥落しないことが部落民の会話の中で語られて、「坂の上の雲」の話を思い浮かべました。

日本中貧しさの中にあり、その中でも極貧に近い部落の生活は厳しさそのものです。

漁師になるしかない生まれだった次郎でしたが、絶対に漁師にはならないと心に決めたところで終わりました。

次郎は幼い時から次郎だったと、より理解が深まりました。


次からは第2巻目を読みます。楽しみ❗️



みなさん、今日も良い一日をお過ごしください〜