筆が進まないまま、あっという間に日が経ってしまいました。

その間、西日本の大雨の甚大な被害を知り、胸が痛んでいます。謹んでお悔やみ申し上げます。

 

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さて、乳癌日記の続きです。

 

なぜ、なかなか筆が進まなかったか・・・

 

癌を告知された当初は強気にポジティブに受け止めることができ、あまり深刻にならずにいたのですが、日がたつごとにいろんな情報を目にして、最初自分が直観で抱いた思いが揺らいでいったのです。

『癌であってもマラソン大会に出て、走ることで見ている人を勇気づけるかっこいいわたし』というイメージが、癌の闘病に触れる中でどんどん、自分は癌なんだ・・・とネガティブな思いに包まれていき、暗くなっていきました。

その変化をどう書こうかなと思ってるうち、あっという間に日が経ってしまいました。

 

癌と宣告されたのです。

初期とはいえ、乳房を全摘出しなければならなくなったのです。

摘出後もなんらかの治療が必要になると言われたのです。

不安が押し寄せても当然でした。ショボーン

 

 

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5月10日の検査結果を聞いた看護師の妹が、真っ先に見てと知らせてくれたのは、ムラキテルミさんの「世にも美しいガンの治し方」というHPでした。

トップページには、「体をキズつけず、髪も抜けず、薬も使わず・・・」とありました。

 

3か月という余命宣告を受けたムラキテルミさんは、石原 結實氏の「食べない健康法」の本に出会い、石原医師を頼ります。本当なら3年半待ちの診察を余命3か月ということでなんとか1か月半後に予約が取れ、石原先生が運営するサナトリウムに入ってそこで徹底した食事療法(断食)や温熱療法を行い、癌を消したというお話でした。13か月での癌完治。


すごいなーと感嘆するとともに、読むと同時に私にはここまでのことはできないという諦めの思いが沸きました。

 

手術して癌を取り除けば、ほぼ大丈夫という見通しがあるのに、手術を受けずに自然治癒をめざすというリスクを周りに理解してもらうのは難しい。

特に家族のためにと健康を気遣っておいしい食事を作り続けている母に、ほとんど食べない断食のような食生活への理解を求めるのは酷だと思ったのでした。

現代医療で治るという可能性が高かったからです。

それを蹴ってまで代替医療に掛ける時間や勇気はありませんでした。

 

でも、心のどこかで、手術で体を傷つけるということに罪悪感を感じ始めていました。親から授かった体を、こんなにあっさりと切り取ることにしてよかったのか・・・

 

もんもんとした思いの始まりでした。