今日は、5/30土曜日に行った鳥獣戯画展の模様をまとめてみようと思います。

まず、鳥獣戯画展とはなにか
鳥獣戯画展…東京都国立博物館で開催中の展覧会。甲乙丙丁の4巻からなる巻物が今回の目玉。前期後期で作品が入れ替えられる。いまは後期。

鳥獣戯画とは…国宝・鳥獣戯画。墨線のみで動物や人物たちを躍動的に描いた、日本絵画史上屈指の作品です。(公式より抜粋)

東博公式URL
http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1707


○○最後の一週間に参加する人のために○○
場所: JR上野駅公園口、または鶯谷駅南口下車 徒歩10分

東京都国立博物館には、本館、平成館、東洋館など複数の建物が存在しています。今回の展覧会は本館から向かって左側の平成館で行われています。
校内マップ
http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=114

時間:9:30~18:00(6/2~6/4まで *常設展は通常時間で閉館)
金土日は調べていないので記載しません。

混雑状況をTwitterで把握することができるのでフォローしておくといいと思います。
https://twitter.com/chojugiga_ueno


では、ここからが本題。


○○できるだけ並ばずにすべての巻を拝見する方法○○
①一番人気の甲巻を最初に見る。
②早朝か、午後三時以降を狙う。(ただし、15時以降に行くと拝見をせかされるという情報有り)
③チケットは前もって全員分購入しておく。


○○5/30(土)の様子○○
Twitterの混雑状況を確認した結果、始発で上野へ行くことにしました。
以下、タイムラインとともに簡単に記述します。

5:50
 上野着 先頭から4組目に並び始める。

7:00
 待ち列50人

7:30
 待ち列200人

8:00
 職員の方が、「8:30になったら敷地内に誘導し、平成館前まで列を移動させます」と説明

8:30
 移動開始。横4列になってぞろぞろと入場。

9:00
 職員の方が、「9:30開場の予定でしたが、9:15から開場いたします」と説明。みんな拍手。

9:15
 開場 焦らず騒がずエスカレーターを上って第二会場を目指しました。甲巻を真っ先に見たかったので。

9:30
 甲巻を拝見。ちょろちょろ歩きながら見る形になっているので、じっくり見たい人は一歩下がってくださいと言われる。所要時間は5分ほど。いや、もっと短かったかな…。

10:00
 第二会場に再び入り直し、乙丙丁巻をじっくり拝見。その後、音声ガイドを借りて第一開場から再度入場。

11:00
 すべての開場を回り終える。1階のミュージアムショップでお土産を購入。

11:30
 本館一階にて「三日月宗近」を拝見。(刀剣乱舞ファンらしい女性方が必至で写メをとっていました。)二階に上がって、鳥獣戯画の写本と再度見る。やっぱり本物のほうがよかったなぁなんて思いながら、じっくり見直す。

12:30
 本館ミュージアムショップ脇にある「人を眠りにいざなうソファー」でくつろぐ。(私がそう呼んでいるだけです。)

13:00
 終了


ざっとこんな予定でした。
待ち時間は正門前で3時間程度。甲巻までの待ち時間30秒って感じで、すいすいみることができました。


○○ポイント○○
①並び列…正門から並ぶのですが、チケットをすでに持っている人とそうでない人で並ぶ列が違います。間違えないように!また、平成館ちかくには給水スポットとレンタル日傘が用意されているので、並ぶときに利用してみましょう。平成館と本館の隙間からスカイツリーが見えるポイントもありますので、並んでいるときも楽しめます。

②甲巻の場所…甲巻へたどり着くためには、乙丙丁を通り越していく必要があります。第二会場を入ってすぐ、左手の通路を曲がらないといけないのですが、うっかり展示物に気を取られ奥まで進んでしまうと、ほかの人に抜かされてしまうので注意してください。
私は、入り口付近の職員の女の人に「甲巻が見たいのですがこっちであっているか?」と質問したところ、ここには「乙丙丁しかない」と嘘の情報を教えられ、いったん第二会場入り口付近まで戻ってしまいました。ざっと10人ほどに抜かされて、いやな思いをしたので、あの辺にいる人に話しかけてはいけません。

③音声ガイド…時間があるなら借りたほうが楽しめます。なくてもいいです。

④おみやげ…おみやげには3種類あるらしく、展覧会のために作られた限定品、高山寺で販売しているもの、東博ミュージアムショップで販売しているものがあります。せっかく来たので展覧会のために作られたものと高山寺のものを見るといいと思います。東博で売っているものに関しては、本館でも取り扱いがあるので、買いそびれても大丈夫。それ以外の二つは、平成館のみでの販売みたいです。

⑤本館にある特別展…じつは本館2階には、鳥獣戯画の写本が展示してあります。本物には敵いませんが、人が少ないのでじっくり見たい人にはお勧めです。

⑥飲食物について…館内での飲食は禁止ですが、いったん外に出てしまえば、本館正面のベンチなどで食事をすることもできます。私はおにぎりを持参して食べました。敷地内にもカレーや豚丼の販売をするキャンピングカーが止まっているので、小腹が減ったら買ってみるのもいいかもしれません。

○○最後に感想を!○○
甲乙丙丁の順番で作られている作品を、甲→丁→丙→乙の順にみるというのは、不思議でした。目玉なのはわかるけど、もう少し考えてほしいなぁと思った…。
4巻すべてが揃って拝見できる機会は、たぶん私が生きているうちで最初で最後だと思います。それほど貴重な機会でした。(高山寺に飾られている絵巻も、本物ではなくレプリカです。)
平安・鎌倉時代に作られた、日本最古のアニメーション(もしくは漫画)といわれている鳥獣戯画を見ることができて本当に幸せでした。主催者を含め、関係者の一人一人の熱い思いが伝わってきました。まだご覧になっていない方、来週で最後なのでぜひ足を運んでください!!