こんばんは。
ひさしぶりの日記です。

一人暮らしを始めて1年がたちました。

わたしの面白い経歴を紹介します。

2013年 3月 前職で陰湿ないじめにあいうつ病を発症 退職
    4月 うつ病治療しながら職業訓練校の試験を受ける
    10月 東京の職業訓練校でDTPの基礎を半年間学ぶ(茨城→飯田橋まで片道2時間移動)

2014年 2月 職業訓練校が開催した就職面接会で今の会社に出会う。
    4月 今の会社に入る(東京の端っこで一人暮らしを始める)

2015年 5月 現在に至る





一人暮らしで一番心配だったのは金銭面。
いままでずっと実家だったので、電気ガス水道家賃など、いろんなことがわからないままスタートしました。

わたしが気を付けたことは一つだけ

できる限り自炊。

たったこれだけです。
平日のおひるごはんはもちろん、どんなに遅く帰ってきても自炊しました。
米を炊きました。
ここまで自炊できたのは、「もう二度と実家に帰りたくない」という思いが強かったからだろうと思います。
我が家は小学生のころには家庭崩壊していて、父母は仮面夫婦だし、祖父母は毎日怒鳴りあいの喧嘩をするし、近所のスーパーの搬入口付近に住んでいたため、深夜まで騒音が絶えない環境にいました。わたしはいまでも騒音が苦手で、テレビも聞こえるか聞こえないかぎりぎりの音しか出しません。
実家の食事は、まぁひどいものでした。
母は金銭感覚が崩壊している人で、なんでも父の財布を頼りにしていました。
毎日近くのスーパーで、賞味期限がぎりぎりになったパンを大量に買いあさり、私の口に入るころには賞味期限が切れているなんてことは当たり前でした。
小学生くらいから母は夕飯も作ってくれなくなったので、祖母が作ってくれる煮物や惣菜を食べて生き延びていました。
たまに母が気分がいいときには手料理を作ってくれることもありましたが、続かないんですね。
食事は毎日のことなのに、母は夕食を作り続けることができない。
私たちはまだ小学生で、食べるものがない。
祖母がいなかったら死んでいたのでは?と思う時がいつもあります。

そういう経験があるから、食べ物がなくなったらどうしようという不安がありました。

だから、実際に一人暮らしをしてみて、毎日炊きたてのお米を口にできること。新鮮な野菜を使って料理できることが何よりもうれしいのです。

いまの暮らしをやめろと言われるくらいなら死んだほうがましです。
それくらい充実した日々を送っています。


おいしいご飯を食べながら、「ここまで来れた私ってすごくね?」といつも思います。
そして、うつ病でボロボロだった私に飯を食わせ、学ばせ、東京に来る勇気をくれた相方には本当に感謝してます。私の病気と向き合ってくれたのは彼だけでしたから。

人は健やかなときにそばにいてくれる相手なら五万といるでしょう。
病める時にそばにいてくれる人がいたというのはとても幸運なことだったと思います。
そして、わたしもすごかったなって思います。

目的、目標、手段 がはっきりしていました

目的:実家から逃げ出したい

目標:東京で働けるだけのスキルを身に着けたい

手段:訓練校に通って、知識と職を探す

一人暮らしをはじめて不安になっていた時期もありますが、自分がどうしたいのか目的がしっかりしていれば、何事も大丈夫。
飯なんて一人分しか作らないのだから、好きなものを欲望のままにつくればいいのだ!!