夫が肺腺癌ステージ4ということ
完治に向けての治療はできず
延命しかできない
そう医者から言われた時
私の世界は灰色化しました
ずっと一緒にいるものだと思っていたのに
主人との未来が見えなくなり
一瞬生きる意味が分からなくなりました
ステージ4=もうすぐ死ぬ
そう勘違いしていたんです
癌患者の会に参加し
色々情報収集をして
希望はまだあるということ
余命はあてにならない
ということを知りました
最近、
夫がこんなことを言いました
「オレ、癌になって改めて
さゆと家族から一杯の愛情を感じた
こんなに大切にされているんだって
自分はなんて幸せ者なんだろうって
家族には迷惑をかけるけど
癌になって良かったとさえ思う
でも俺が死んだ後
さゆを1人にさせてしまう
それが本当に心配でたまらない」
それからこんな事も↓
ある医者が言ってた
『突然死ほど不幸なことはない
それに比べて癌は
余命がある程度分かるし
やり残したことをやる時間も
本人も家族も思い残す事のないよう
時間を使える
死ぬなら癌で死にたい』
って
今はそれが理解できる
と・・・
私達はこれから起こりうることを
何も分かっていないのかもしれません
肺癌の終末期や看取りについてまで
調べまくりましたが
まだ分からないことだらけです
でも、時間ある限り夫に寄り添いたい!
昔の有名な歌でこんなのがありました
現代語に訳すと↓
「辛いことよ、どんどん私の身に降りかかってこい!
私は決して負けないぞ!」
そんな気持ちでいます