9月1日は防災の日
そして今年はその前後に
台風により日常が止まった
防災と聞くと
いつも震災の日を思い出す
当時娘１号は１歳
その日はたまたま午前勤務で
たまたま保育園から早く帰ってきて
お昼寝をしていた
金八先生の再放送で
杉田かおるさん演じる中学生が
家族に妊娠を告げて…という場面のとき
突然ドーンという音の後
グラグラと大きく横に揺れ始めた
長い長い揺れだった
震源からは大分離れていたのに
それでも揺れは震度６弱
大きな横揺れが長時間続いたので
食器棚から適当に入れていた食器類が
ガシャンガシャン落下した
これはやばいのでは？
逃げないと危ない！と思っても
揺れが大きすぎてうまく動けず、
靴を取りに行こうにも玄関に向かうのも難しく
焦る自分…
一方、娘はというと…
スヤスヤ爆睡
これは、本当に助かった
娘よく寝た！グッジョブ！だった
まー夢中でくるんで抱っこして
転びそうになりながら
慌てて外に逃げるときも
変わらず爆睡を貫いたのには
びっくりしたけど
その後、停電、断水して…
親せきも友達も近くにいなかったので、
頼るところもなく
備えなんて全くしていなかったので
懐中電灯もなかった
娘と２人薄暗くなる部屋の中を探し
クリスマス飾り用のロウソクを見つけ
ごめんなさいと言いながら点火
燃えゆくサンタと夜を明かした
流石に夕方目覚めた娘はやはりグズグズ…
でもわたしもいっぱいいっぱいで…
だけどね、
抱っこでおっぱいあげると
どうにか落ち着いて
自分さえどうにかすれば
娘の栄養源を産み出せる
くわえることで
娘の精神安定剤にもなる
おっぱいってほんとに尊い
そして、
自分自身もぴったり肌をくっつけて
自分と一緒にいてくれる
娘の存在にとても心が救われた
おっぱいだってもうやめたい
って思ったことも一回じゃないけど
おっぱい飲ませてて本当によかった
うまく育てられなくて
ものすごく悩むこともあったけど
あれこれ迷いながらも
娘とここまで生きてきてよかった
って心から思った。
そして
もっと守れる人になりたい
と思って今に至る…
世の中いろいろな場面で
「備えあれば憂いなし」というけど…
何を備えていいのかわからないと
何を信じていいのか決められないと
ただただ不安だけが募りませんか？
子を持つ前も同じ
漠然としていてどうなるか見えないと
情報の海に飲まれて決断力が鈍っていると
楽しみだなという快の感情より
やっぱり不安が勝りませんか？
自分で知って
自分で選べることは
結局は一番の備えになると信じているから
発信を続けていきます
