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■曲名:For Emily, Whenever I May Find Her(Live in 1969)
■1966年/アメリカ/音楽/フォークロック
■作詞・作曲:ポール・サイモン(Paul Simon)
■演奏:サイモン・アンド・ガーファンクル(Simon and Garfunkle)
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お久しぶりです。今夜は音楽の話を。

 

『サウンド・オブ・サイレンス』『明日に架ける橋』で有名な、サイモン・アンド・ガーファンクルから一曲。

私にいたっては、中学生時代の英語の授業で彼らの音楽に出会いました。当時はまだ洋楽にそれほど関心はなかったものの、メインヴォーカルをとったアート・ガーファンクルの声に感動し、ずっと気になってしまったことをよく覚えています。

『天使の歌声』とも称される彼の声は、本当に独特だと思います。どこまでも澄み切った美しさで、柔らかくも強くもなれるのに、一切の棘がない。ただその声が響くとき、その場の空気を一変させてしまう。

美しいことには美しいけれど、美しいだけで捉えるのはどことなく凡庸な気がするのです。一方で、その美しさを的確に表現する言葉もなかなか見つからないので、聴くたびにちょっともどかしさを覚えます。

アート・ガーファンクルの歌声の魅力には、『明日に架ける橋』で十分すぎるほど浸れると思うのですが、静かに聴きたいときはこちらだなあと。

 

それでは皆様、良い夜をお過ごしくださいね。