第14話    女磨きNo1

社長「よし、より気合いをやるために間違えたヤツは腹筋10回な」
太陽「は?」
SORA「無理無理」
社長「じゃするよ。」
(無視かい!)
太陽「あの、社長?」
社長「おはようございます」
SORA「お、おは、おはよ、ござ、ございます」
社長「遅い!腹筋10回」
太陽「はようございます。」
社長「肝心な《お》がない、腹筋10回!」
SORA「崇!もう無理っす」
社長「仕方ないな、特別に腕立て10回にしてあげる」
SORA(鬼だ)
太陽(鬼だな)
SORA(ドSすぎる)
太陽(いいか、逆らうなよ)
SORA(わ・わかった)

※こんな時だけ息ぴったりな2人なのです

社長「よし、次は俺が言葉遣いを直してやる」
太陽「社長こいつには無理でしょ」
なんだと、この野郎!
社長「そんなことないんで、太陽も一緒にどう」
太陽「え?」
SORA「アッハッハ、そうだ、この際だからそのジジイ喋り直せば!」
太陽「うるせえな、俺はこの喋り方でいいんだよ」
社長「2人とも格別に言葉遣い悪いからね」
太陽・SORA「•・・・」(言い返せない、本当のことだから)

というわけで、有無を言わさず強制練習が始まった私にできるんだろうか、ここまで出来たんだ、治してみせる

社長「おはようございます」
SORA「あはよー」
太陽「はよー」
社長「こんにちは」
SORA「ちわース」
太陽「こんちわ」
社長「こ・ん・ば・ん・は!」
SORA「ばんわ」
太陽「ばんわ」
社長「お前ら!(一_一💢)」

うわ!ヤバい、非常にヤバい!社長が完全に怒ってる。

(小声で)
SORA「太陽、お前のせいだぞ」
太陽「は?なんで俺なんだよ」
SORA「私はちゃんと喋ってた!」
太陽「何言ってんじゃん、俺だって」

( ゚∀ ゚)ハッ!気がつくと目の前には社長、これはヤバいと思った時すでに遅し、その後5時間もレッスンやつ付いた、いやもはやレッスンにおまけを超えている、だって1回間違えるために腕立て10回だもん、社長は社長業を休んでまで徹底的に指導してくれた


SORA「太陽さん、私のジュースとってくれませんか?」
太陽「はい、どうぞ」
SORA「ありがとうございます」
太陽「どういたしまして。」

ほら、治ってる私ってやればできる

社長「あぁ~疲れた。」

しかし、社長はお疲れ様の様子

”カチャ"

タロオ「失礼します。社長、河村さんがリハするって言ってますよ」
社長「あぁ、先にやっておいて」
タロオ「大丈夫ですか?」
社長「大丈夫。トイレ!」

社長はトイレも行かず我慢してくれていた。申し訳ない。でもありがとう。

まさかここまで手こずるとは思わなかった、学習能力があるSORAはまだいいとして、太陽はヤバかった。太陽の話し方だからまあいっかって思うのは俺はやっぱり甘いのかな?
もう2人の言い争いが危険なくなると思うとちょっと寂しいかったり、2人は似た者同士だからぶつかり合う、そんな様子を父親のように見ている俺はつくづく幸せ者だと思う、いつか本当の親子みたいになれる日だといいな、SORAはその視線には気付けていない。

~楽屋~
SORA「タロオさん、カドヤンさん、おはようございます」
タロオ「おは、おは、おは、おはよう」
カドヤン「すげぇ!」

社長のおかげになんとか24会話の言葉は小遣いは治った。私はちなみに太陽はやっぱり無理だった、フフ、勝ったわ!✌︎🤓✌︎

タロオ「すごいね、でも名前もそのままでいいよさん付けなくていい」
カドヤン「早々、《さん》つけなくてもいいよ」
SORA「え?そう、わかった」

まぁ、今考えると、17歳の私が30歳越えのおじさんたちお呼びしてってのもおかしな話だけど。