ずいぶんと御無沙汰してしまいました。

なにかと忙しく、ブログを書いている時間と心のゆとりがなかったのですが、ブログの再開を待ち望んでいてくだっているというありがたいお声もあり、またぼつぼつとブログを再開していこうかな……と思っております。

 

実は最近、嬉しいことがありました。

私の誕生日プレゼントに、息子が家族旅行をプレゼントしてくれたのです。

 

行き先は秘密、泊まる場所も秘密のミステリー旅行でしたので、なんだか楽しさも倍増。

「あぁ、この子は昔からこういう洒落っ気があったな」と、立派に成長した息子の背中を眺めつつ、遠い昔の息子の姿が車窓の景色のようにいくつも浮かんでは流れて消えていきます。

 

親として、こんな幸せな贅沢を分かち合う夫が側にいないこと。

以前なら、悲しくて仕方がありませんでしたが、いまでは、確かに夫の姿は目では見えないけれど、きっと側にいるのだと疑いなく信じられるようになりました。

 

前日まではお天気が心配でしたが、予報を見事に裏切る天気のよさでした。修善寺のテーマパークでのんびり遊び、夕方前についたのは、戸田温泉。

 

息子や娘はすっかり忘れていましたが、かつて彼らが幼い頃、家族で旅行にきた思いで深い土地でした。しかも、息子が手配していたホテルは、娘と「泊まってみたいね」といっていたホテルで二重のサプライズ!

 

いくつか写真を紹介していきましょう。

 

 

 

 

ホテルのラウンジで、夜に撮影しました。

夜は落ち着いた雰囲気になり、窓の外に広がる海を眺めながら静かなひとときを楽しむことができます。

 

 

八寸。ひとつひとつのお料理が手が込んでいて、美味でした。

 

 

 

お刺身はさすがに新鮮。

 

 

松茸の土瓶蒸し。

お肉はデミグラスソースの朴葉焼き。柔らかかったです。

 

 

 

スープは魚介類のブイヤベース。

お魚のメインは、ラタトゥイユ風スズキのポアレでした。

 

お料理はどれも美味しくて、贅沢三昧のフルコースでしたが、なかでもイチオシだったのが、松茸の土瓶蒸しとブイヤベース! 濃厚な出汁の風味が抜群でした。

 

デザートは手作り寒天の白玉あんみつ。天草は地のものを使っているのでしょう。きちんと天草から作った寒天のお味で、まさに締めにふさわしい一品でした。

 

 

 

 

すごいのは夕食だけではありません。朝食もこれでもか、と攻めてきます。

干物やイカの塩辛が極上であるのは言う間でもなく、朝からスッキリした味わいの心太を用意してくれるところが実に心憎かったです。

 

お部屋はもちろん、サービスも素晴らしい。まさに大切な人と癒しの時間を過ごすにふさわしい、スタイリッシュで素敵な大人のお宿でした。

 

 

 

 

 

小さな子供でさえ、戸田の海に沈む夕日にみとれてしまったようです。

 

この家族旅行は、きっと彼の記憶には残らないでしょう。

いつか成長したとき、写真を見ながら別人のような顔で、あるかなしかの古い過去を新しい記憶に塗り替えてくれれば……と思います。

 

可愛らしい声で抱っこをせがむ彼は、このさきどんな風に育っていくのかしら。日々増していく体重を手のひらに感じながら、今年重ねた時の重さをしみじみと噛みしめました。

 

 

 

 

最後までご覧くださいまして、ありがとうございました。

またこれから、のんびりとブログも続けていこうと思っておりますので、よろしくお願いいたします。