我が子のこと。

 

嫌がっている園をやめ、新しいところに行くことに決めました。

新しいところからの受け入れOKの返事ももらって、

教材の発注もしてもらって、もう後戻りできない状況です。
 
でも、ここまできても、毎日のように、
「本当にこのまま進んで良いのか」
「この道で正解か」
「選択を間違ってないか」
と気持ちが揺らぐ私です。
 
 
今さら無かったことにはできないところまで進んでいて、
(取り消せないわけじゃないけれど、ここにきて取り消すって言い出したらすごい迷惑がかかるからやるべきじゃないと思ってて)
何を選んでも正解だし、
どっちもひどく悪いわけでも、とても良いわけでもないともわかっている。
変えたところで最初のうちは嫌がって泣くだろうし、
通い続ける中でトラブルが起こることはあると覚悟している。
 
そういう、どっちが良い、悪い、ここなら絶対大丈夫ってことじゃなく、
「もう私はここに固執したくない。前を向いて進みたい」って思いで変える。
 
 
そう思って決断したはずなのに、
毎日毎日、「本当にこれで良いんだろうか・・・」が顔を出します。
 
 

子供は最近少しずつ、この子らしいキラッキラの笑顔を見せてくれる日が増えてきました。

楽しくて楽しくて、テンション上がりすぎちゃって、

キャーキャーはしゃいだり、笑い転げたり。

 

オムツじゃなくてトイレが良いと言う回数が増え、

寝る前に抱っこ紐での散歩を要求することが減り、

夜中に起きてくることも減った。

 
毎朝、とりあえず連れて行ってみることをやめて、
本人が言い出すまで、その園のことを話題に出すのもやめました。
 

明日は行けるかな?と考えることもやめたし、

園指定の登園グッズも見えない場所にしまいました。

 
私たちが「もう怖いところに行かなくて良いよ」を
態度で示してあげたことが良かったのかな?と感じています。

(トラウマの回復に必要な周囲の理解)
 

仕事の都合で預けなきゃいけない日は、認可外の一時保育を利用していて、

それ以外の日は週に2回、仕事を休んで新しい園の子育て支援に顔を出しています。

(平日2日休む分、この4連休は毎日仕事です・・・・)

(保育料も在園中とは別に数万円かかってます・・・)

 

慣れない園で戸惑いもあるだろうけれど、

新しい友達、先生に普通に接してもらって、

今の自分も受け入れてもらえたことで

気持ちが落ち着いてきたというのもあるのかな?と考えています。

(トラウマの回復に必要な自分・他人・世界への信頼)

 

 

もちろん、まだまだ突然怒り出すことも、ママじゃなきゃ嫌だと執拗に泣くこともあります。

でも、私の方も「こんなになるほど嫌な場所なのかな?これはトラウマ反応かな?」と心配するのではなく、

「眠いんだろうな」「3歳らしい自己主張だな」と落ち着いて様子を見守れるタイミングが増えました。

 

 

子供にとっても自分にとっても、

「もう次に行こう」と決めて行動したことが良い方向に働いているのを感じます。

 

なのに。

だけど。

 

 

引き返そうかと後ろ髪引かれる思い。

「時間が解決した部分が大きくて、今ならまた通えるんじゃないか?」とか、

「新しいところでも朝は泣くから、泣いて置いてきたらいずれ平気になっていたんじゃないか?」とか。

 

 

 

「この泣き方は分離不安のレベルじゃない。”全力で拒絶したのに無視された”という記憶を残してまで通わせたい場所じゃない」と夫婦で結論が出たから、転園させようと動き始めたはずなのにね。

いざ喉元を過ぎると、やっぱり大げさだったかな?と決断に自信がなくなる悪い癖です。

 

 

新しい園の方では、子供のことも私たち親のことも気にかけてくれ、

自分達の目で新しいクラスに馴染んでいく姿を見れる環境を提供してくれました。

勇気を出して見学を申し込んでみてよかった。

親身になって聞いてくれたと感じたので、思い切ってもう一度相談の電話をしてみてよかった。

 

 

一緒に考えてくれる人がいると感じられて、ようやく肩の力が抜けました。

いまなら子供だけでなく、私も「孤独な戦いをしていた」とはっきりわかります。

(トラウマ体験は「孤独に体験していること」がキーワード)

 

 

在園先の先生方もできる限りのことをしてくださっているし、

祖父母もサポートしてくれている。

夫婦でもコミュニケーション取れている方だと思う。

 

 

でも、泣いたり怒ったり暴れたりする子供と対峙している時、私は孤独に戦っていました。

周りに協力者はたくさんいたけれど、心の中では孤独な戦いが巻き起こっていました。

 

振り返ってみると、あれは解離だったんだ、と思える症状もありました。

対人関係を避ける行動もありました。

意欲の低下、過覚醒、不眠・・・・おぉ、思い出したら色々当てはまりそう。

 

 

こうやって書きながら、自分のトラウマ体験が解き明かされていく不思議を体感しています。

トラウマって、孤独に体験したショックな出来事のことなんですよ。

あぁ。これはこれで、改めて記事を書こう。

 

 

 

今はまだ渦中ですが、ちょっとずつ、終わりが見えてきています。

 

 

私のカウンセリングは、

「働く若い人の職業選択を自由にしたい」という思いから始まったはずなのに、

トラウマケアに近づいて行っているのはある意味必然なのかもしれない。

 

トラウマケアを謳ったことは一度もないのに、

気づけばトラウマに苦しむ方が集まってきていて、

目の前の人を少しでも理解しようとトラウマについて学ぶ機会が増えた。

 

我が子もトラウマ的な体験をして、被害者をケアする立場になることで

より深く、トラウマの仕組みや解決方法を理解する機会が訪れている。

 

そして落ち着いてみたら、私の中にもトラウマ体験が埋まっていた。

 

生業にまでなるかはわからないけれど、

少なくともこれから数年は、

トラウマ(なかなか消えない心の傷)をどうやって癒していくか

どうやって折り合いながら生きていくのかを、

クライアントさんとともに考えていくのが私のライフワークになるのかもしれない。

 

 

そんな、将来への展望に発想が飛ぶとは思いもせずに、

「引き返さなくて大丈夫かなぁと気持ちが揺れる!」と

自分の弱さを漏らしてみた日記でした。


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