走行充電器SBC-004の取扱説明書を読んでいると、「充電制御車でのご使用について」注意書きが目に留まりました。
サブバッテリーの接続は、「バッテリーセンサー」の車両側へ接続・・・とSBC-004のオプション端子5-6ピンをショート・・・するとか。
↓ハイエースのバッテリーの端子を調べてみました。
プラス端子から車両側へ繋がる電線の間で何やらセンサーらしきパーツを銅バーが貫通しています。これは電流センサーですね。
赤線2本は、サブバッテリーへ繋がる線です。
センサーのバッテリー側に繋げてあります。
この接続では、車両側バッテリーの電流を車両が気付かぬうちにサブバッテリーが横取りしてしまい、車両側バッテリーの充電不足が発生するようです。
ネットで情報を探ると出てきました。
電流センサーの車両側の銅バー部分に穴あけネジキリしボルトで端子を作れば解決と。
↓ それじゃ、やってみましょう。
一度に大きな穴を開けずに、細い刃先で小さな穴をあけた後に目的のサイズの刃先を使いましょう。
↓ 穴が開きましたので、ネジの溝を立てます。
↓ 下から上方向へボルトを通します。これだと、ナットを外してもボルトが脱落することはありません。
↓ サブバッテリーから来ている赤線を外します。
↓ 外した赤線を先ほど増設した端子へ接続替えします。
↓ 赤線の余長が少なくギリギリ届きました。ナットをシッカリ締めます。
↓ 増設端子ボルトナットと接続替えした赤線端子が端子カバーにぶつかりますので、当たる部分を加工します。
↓ 端子カバーはきれいに収まりました。
↓ 充電制御車側のバッテリーの低電圧保護設定値を変更します。SBC-004のオプション端子5-6(現在開放中)
をショート(短絡)します。
低電圧保護設定値
端子5-6 開放:約12.5V(復帰13.0V)
*端子5-6 短絡:約11.5V(復帰12.0V)
↓ 端子5-6を短絡しました