国民主権党代表の新型コロナウィルスに関する主張をマスコミが歯牙にもかけない理由を解説

国民主権党代表の新型コロナウィルスに関する主張をマスコミが歯牙にもかけない

簡単な理由ですよ。中学３年の数学を理解している人なら、平塚正幸の主張はおかしいと気が付くからです。

そんなものを　時間を割いて説明すると思いますか？

東京都知事選挙に立候補している国民主権党代表

平塚正幸（さゆふらっとまうんど）は

今は日本では新型コロナウィルスで亡くなる人が１０００人に満たないから密になっても全く問題ない

とか言っていますよね。

この人明治大学法学部中退で医学知識は全くありませんが

普通に義務教育を受けている人なら

おかしいと気が付くでしょう。医学知識以前の問題です。

さて・・・・・　ここで面白い（恐ろしい）話を。

ドラえもんに　バイバイン　なんでも増やす薬　と言う話があります。

（これ　後述のように宇宙を滅亡させる薬として話題になります。）

事の起こりは　のび太が１個の栗饅頭を食べ惜しんでいたことから始まります。

この薬をかけると５分ごとに倍になる。

２個になったときに　ドラえもんは「仲良く１個ずつ食べよう」と１個食べてどこかに行ってしまいます。

のび太は、まだ増えると全部食べることをしませんでした。

その結果がとんでもないことに・・・

【物語の過程】
1　のび太が一つしかない栗まんじゅうを食べるかどうか悩む。
2　ドラえもんがバイバインを栗まんじゅうに垂らす。
3　その5分後、栗まんじゅうの1回目の分裂。2個になる。
4　それ以降、栗まんじゅうは5分ごとの分裂を続ける。（垂らしてから5n分後には、2n個）
5　のび太はしばらく放置し、増えたところで食べようとしたが食べきれず、友人にも助けを求めるが食べきれず残ってしまい、栗まんじゅうは増え続ける。
6　ドラえもんの忠告を無視し、のび太は栗まんじゅうをゴミ箱に捨てる。
7　その後のび太は、栗まんじゅう分裂の恐ろしさをドラえもんから聞き、驚いたのび太は真実を話す。
8　ドラえもんは野比家の庭で夥しい量にまで増えた栗まんじゅうを、ロケットで宇宙に飛ばして投棄する。

結局　５分ごとに倍になる栗饅頭を宇宙のかなたに送ってこの話は落着。

この話は後日談があり

その宇宙に送ったくりまんじゅうが
『のび太の宇宙開拓史』に出てきたんです！

でもね、　実際はこんなことで解決する問題じゃないんだよ。

作者も詰めが甘かった。

宇宙だって限りがあるのです。

宇宙の栗まんじゅう問題

として　イギリスの科学誌に掲載されます

「宇宙の栗まんじゅう問題 (cosmic chestnut bun problem)」とは、1970年代に日本の著名な漫画家によって提起された問題で、「一定時間ごとに倍々に増える栗まんじゅうが存在すると仮定した場合、この栗まんじゅうは有限の時間で宇宙全体を埋め尽くすか？」というものである。

宇宙に飛ばした栗まんじゅうが、その後どうなるのかが、この問題の論点である。

高校の物理学の話をするなら　このロケットが地球の重力圏を脱出するには第２宇宙速度（秒速11.2km)を超えないといけません。
この後　ブラックホールになるとか、太陽の重力につかまって焼き尽くされるとか、そんな話を抜きにして

純粋に数学上の計算をすると、宇宙の膨張速度を超える勢いで栗饅頭は増え続け　たった１日で宇宙が埋め尽くされて宇宙が滅亡すると言われています。