自分自身の未来を自分自身で創造することが出来たら
自分自身の未来を自分自身で作り出すことが出来たら……?
これって、誰もが考える「夢物語」ですよね?
だって、未来って、「決まっているもの」なんだもの。
そんなの無理に決まってるじゃん!!
って、そう思いますよね?
しかしながら、スピリチュアルお花畑セミナーや、意識高い系自己啓発セミナーでは、相も変わらず今日も、未来は自分で作る望む未来を引き寄せようなどと唱っています。
馬鹿らしい。
脳ミソ沸いてるんじゃないの?
って、そう思いますよね?
でも、それって、本当に不可能なことなんでしょうか?
私の見解としては、以下になります。
私は、人生とは、ロールプレイングゲームのようなものだと思っています。
ゲームの大本は、プログラムされていて、変えられません。
しかし、さまざまな場面で表れるコマンドの何を選択し行動するかによって、ゲームの展開は幾通りにも変わります。
人生が本当にロールプレイングゲームのようなものだと仮定するならば。
未来とは、決められて変えられないものであるとも捉えられますが
自分自身の選択と行動によってコントロール出来る部分が多いと捉えることも出来ますよね。
その、「コントロール出来る部分」を、自分の思いどおりにコントロール出来たならば……?
それは、「自分自身で未来を作り出した」ということにはなりませんか?
Q:そもそも、私たちの行動と選択を決定してるものって何?
A:私たちの無意識(潜在意識)と意識(顕在意識)です。
Q:じゃあ、自分で未来を作るって、自分で自分の行動を決めればいいってことだよね?簡単じゃん?
A:コツさえ覚えれば簡単なのかもしれませんがそう単純ではありません。
そもそも「自分」って何ですか?
(↑まさかの質問返し)
自分自身の中にはたくさんの自分がいるんです(おさらい)
以前、この記事 の中で、私は、
自分自身の中には、たくさんのパーソナリティー(サブパーソナリティ)が存在していると、書きました。
それについて、おさらいをしてみようと思います。
Q:では、このサブパーソナリティたちは、どこにいるのでしょうか?
A:無意識(潜在意識)の中に居ます。
Q:では、この無意識(潜在意識)たちをまとめる存在はどこにいるのでしょうか?
A:意識(顕在意識)の中に居ます。
Q:でも、意識(顕在意識)にはエゴも含まれるよね?エゴって悪者なんじゃないの?
A:エゴは悪者ではありません。
エゴってどんな働きをしているの?
私たちの無意識(潜在意識)には、たくさんの個性的なサブパーソナリティ(個性)が存在します。
サブパーソナリティたちは、さまざまな欲求を持っています。
それらの欲求に、現実的に応えようとする存在が、エゴです。
「お腹がすいた」
「愛されたい」
「なにもしたくない」
「遊びたい」
エゴは、そんな、無意識(潜在意識)たちの欲求に振り回されがちです。
エゴは、潜在意識たちのさまざまな欲求すべてを一度に叶えてあげることは出来ません。
そのため、欲求が満たされず、「欲求不満」になる潜在意識たちも多く存在します。
その欲求不満を現実的に解消しようとする存在もエゴです。
エゴは、防衛規制というさまざまな必殺技を繰り出して、欲求不満を解消しようとします。
「お腹がすいた」
→我慢しようね(抑圧という必殺技)
→ご飯の代わりに飴をなめようか?(代償という必殺技)
→お腹がすいたなんて気のせいだよ?(忘却という必殺技)
→それ、カロリーのお化けだから食べたらろくなことにならないよ(合理化という必殺技)
そして、
それらのエゴの働きのほとんども、無意識のうちに行われるものです。
潜在意識やエゴをまとめるのが「自己」
前回の記事で、私は、自己を確立することの大切さについて述べました。
自分自身の無意識(潜在意識)やエゴをまとめあげる中立な存在を、私は、自己と表現しました。
(※ここでの「自己」の定義はユングの述べる自己とは若干異なります。)
中立な自己が確立されれば、自己は、無意識(潜在意識)やエゴに振り回されなくなります。
冷静に客観的に、無意識(潜在意識)やエゴの声を聞いて分析し、自己決定することが出来るようになります。
では、その、「自己」とは、どこに存在するのでしょうか?
私がここで述べている「自己」は、サイコシンセシス(統合心理学)では、パーソナルセルフと呼ばれる存在となります。
パーソナルセルフ(自己)は意識(顕在意識)の中心に居ます。
無意識(潜在意識)と意識(顕在意識)とが協力すれば自分で未来をクリエイト出来る
「現実世界」というのは、私たちの行動と選択によって出来上がります。
そして、私たちの行動と選択を決定する鍵を握っているのは、たいていの場合、無意識(潜在意識)なのです。
無意識(潜在意識)とは、その名のとおり、普段は意識することが出来ません。
つまり、私たちの現実は、意識することなく、無意識(潜在意識)のうちに作り出されているということになるのです。
その、普段は意識することが出来ない無意識(潜在意識)と、意識して会話をすることが出来るようになれば。
無意識(潜在意識)と意識(顕在意識)とが会話をし、協力タッグを組むことが出来るようになれば。
現実世界を、意識的に作り出すことが可能になるのです。
→その②へ続く(多分……w)