トランプ前大統領銃撃で、ロシア国営通信は「暗殺未遂の背後にウクライナがいる」と報道 ウクライナはロシアがまたウクライナに無実の罪を着せようとしている 

 

文字起こし

 

2024/07/15 石川 雅一のシュタインバッハ

 

アメリカのドナルド・トランプ全大統領が、アメリカ東部ペンシルバニア州バトラーで開催された支援者集会で演説中に銃撃されて銃弾で、右耳を負傷した暗殺未遂事件でロシア国営達通信は、『この事件の背後にはウクライナがいる』と言われている」と報じました。

 

またウクライナの情報防止センターは、ロシアの国家宣伝活動からがトランプ全

大統領暗殺未遂はウクライナ特殊部隊が関与しているという偽情報を流しているとしてロシアを非難しています。今日は、このことについてお話します。

 

この映像は、アメリカ東部ペンシルバニア州バトラで開催されたトランプ氏の支援者集会で聴衆の1人が、演説を撮影した映像です。たくさんの星条旗・アメリカ国旗が翻る中、トランプ全大統領はこちらで演説をしています。

 

トランプ氏の向こうで屋根の上にいる黒い制服の男たちは、警察の狙撃防護部隊です。三脚の上に狙撃銃を乗せて構えています。この後銃撃事件が起きました。

警察の狙撃防護部隊は即座に反撃し、倉庫の屋根の上で伏せていた銃撃犯はその後すぐに射殺されました。

 

銃撃班の発砲により聴衆少なくとも1人が死亡し、数名が負傷しました。トランプ氏を銃撃した男とトランプ氏との距離は、Googleアースで測ると132.85mだったと英国放送協会BBCは報じました。またニューヨークポストは、銃撃班とトランプ氏との距離は、そして銃撃班と警察の狙撃防護部隊がいた場所との距離も、およそ130yd・119mだったと報じました。アメリカ連邦捜査局FBIは、暗殺未遂事件として捜査を進めています。

 

こちらは、アメリカ会員の監視と説明責任に関する委員会が、銃撃事件後に出した7月22日にトランプ全大統領暗殺未遂事件の公聴会を開くとしている文書です。監視と説明責任に関する委員会は、この文書の中でトランプ前大統領を守った狙撃防護部隊や、米国秘密情報部員の勇気と奮闘を褒めたえています。

 

この監視と説明責任に関する委員会が、7月22日に開かれる公聴会への情報提供

を呼びかけたことに対して、早速ロシアは、アメリカ政府に対して今回の事件の背後にいるとして、事件とウクライナ特殊部隊との関連を調査するように求めたとも言われています。

 

こちらは、ロシア国営タス通信の7月14日の記事です。ロシア国営タス通信は、トランプ全大統領の暗殺未遂は、「ウクライナに対するトランプ氏の立場に関連している可能性があると信じられている」という見出しで、ベネズエラの新聞ウルティマノテの政治論家ファンミゲル・ディアスフェレールシとのインタビューを7月14日に報じました。

 

ファンミゲル・ディアスフェレール氏曰く。「今回のトランプ全大統領暗殺未遂の背後にいる人間と、今年5月15日にスロバキアのロベルト・フィコ首相暗殺未遂の背後にいる人間は同じだ」という意見をロシア国営タス通信は紹介しました。

 

ベネズエラの政治評論家曰く。「西側諸国の支援によりウクライナでは、国家テロリズムが定着しており、ドナルド・トランプ暗殺計画にウクライナの特殊部隊

が関与した可能性は、排除できない」というベネズエラの政治評論家の言葉を借りて、ロシア国営タス通信は、暗殺未遂へのウクライナの関与の可能性を報じました。

 

これに対してウクライナの偽情報防止センターは、ロシアの国家宣伝活動家たちがトランプ全大統領暗殺未遂は「ウクライナ特殊部隊が関与をしていると偽情報を流している」と発表しました。そして「狙撃犯は、暗殺未遂の現場で射殺されてその身元もすでに特定されているのにも関わらず、またロシアは濡れ衣をウクライナに着せようとしている」としてロシアを非難しています。

 

なおロシア国営達信の記事の「トランプ全大統領の暗殺未遂は、ウクライナに対するトランプ全大統領の立場に関連している可能性があると信じられている」という見出しで言っているウクライナに対するトランプ前大統領の立場とは、トランプ氏がウクライナへの軍事支援を停止することについて言及している立場という意味です。

 

トランプ氏が「次期大統領に当選したらウクライナへの大な支出を止めるつもりだ」とトランプ氏が述べたことを本チャンネルで先日お伝えしましたが、ご覧になっておられない方のために以下再びお見せします。

 

この映像はアメリカの政治専門ケーブルテレビ「シースパン」の映像です。

 

トランプ大統領は、2024年6月15日にターニングポイントアクション会議で、ウクライナがロシアの進行に対抗するために最近までに受け取った600億ドル・日本円にして10兆円近い莫大な金額について言及し「これだけの金額を集められたウクライナのゼレンスキー大統領は、史上最高のセールスマンだと私は思う」とトランプ全大統領は言いました。

 

その上で「私が時期大統領としてホワイトハウスに戻ったら、こういう莫大な支出を解決するつもりだ。止めなければならない」と述べ、「自分が大統領になったならば、ウクライナへのを停止するつもりである」と述べました。

 

トランプ全大統領暗殺未遂事件をめぐって、ロシアとウクライナ非難轟々は今後も続き、アメリカ大統領戦の行方は、欧州をはじめとする国際情勢の行方に極めて大きな影響を与えるのは必至です。(一部文字起こしおわり)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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