政府がPFAS摂取許容量を決定、「緩すぎる」のパブコメに耳貸さず…原案通り「ヨーロッパ基準の60倍」

 

2024年6月25日 21時18分 東京新聞より抜粋

 

発がん性が疑われる有機フッ素化合物(PFAS)の健康影響を評価し、食品や飲料水の1日当たりの摂取許容量を議論してきた内閣府食品安全委員会は25日、PFASの一種であるPFOSとPFOAの2物質でそれぞれ、体重1キロ当たり20ナノグラムを指標とする「評価書」を正式決定したという。

 

しかし、約4000件も届いたパブリックコメント(意見公募)は「緩すぎる」などの批判がほとんどだったが、食安委は反映しなかったという。そして、その数値はヨーロッパ基準の60倍だというのだから、冷静ではいられないだろう。

 

放射線基準も原発事故以前には戻らず、そういう意味では、日本は今平時ではなく、いまだ非常事態にいるのだと思われる。その上、水質までヨーロッパ基準の60倍というのだから、いろいろに意味で不安が尽きない。(抜粋おわり)