転覆タンカー 韓国の会社が現場に“放置”1カ月 薬品を積み…漁業関係者から不安の声【スーパーJチャンネル】

 

2024年4月22日  ANN newsCH

薬品を積んだタンカーが転覆したまま放置され、漁業に懸念が広がっています。

安岡漁港から船で沖に10分ほど出た所にある転覆したタンカーは、船底を上に向けて、まさに事故当日と同じ状態で今も残っています。

タンカーは転覆した場所で1カ月間、浮かんだままです。船内には刺激臭のあるアクリル酸980トンも積まれたままです。

このケミカルタンカー、所有するのは韓国の会社で先月20日、山口県下関市沖で転覆し、放置されたままになっています。乗組員9人が死亡し、1人が現在も不明のままです。

現場海域は今、サワラやイカがとれる時期ですが、この日、漁船や釣り客を乗せた船の姿はありません。撤去されないタンカーに漁業関係者から不安の声が上がっています。

ー山口県漁協 下関ひびき支店 梅野晋也さん
「やっぱり怖いです、正直。(積載物が)流出したら困りますから、皆さん心配していますね。漁師の方を始めね。」

タンカーが居座る場所は漁船などの航路で、衝突の懸念もあります。

ー梅野晋也さん
「北の方に向かう時は航行するので危ないです。夜は特にレーダーのない船は危ないです。難しいのは分かりますが、それでもやっぱり早く対処してほしいですよ
ね。

これまでにアクリル酸や油の流出は確認されていませんが、海上保安部は船を所有する韓国の会社に「引き続き早期の撤去を働き掛ける」としています。
(転載おわり)

 

これ、もう行政レベルの話ではないだろう。アクリル酸とかいう毒性のある薬品が流出して海洋汚染の心配があるかもしれないのに、一か月も放置とは…。現実にさわら漁ができなくなっているという漁民の方の損失を、誰かが補償すべきところなのに、ここまでくると、日本政府は何グズグズしているのだろうかという問題になる。

 

海上保安部が動いているとのことだが、もし何か危険なものが流出していて現に韓国のタンカーが起こした事故で船会社が何ともできないのなら、とりあえず日本の海に損害を与えているのだから、韓国政府が早急に手当すべきではないのか。

 

事故が先月あったこともニュースで見かけなかったというコメントも結構あった。私も記憶がない。まさか転覆した船が一か月も放置されていたなんて、日本政府も韓国政府もいかんともしがたい状況だ。マスコミも報道せず、両国ともだんまりを決め込んで済む問題でもないだろう。最後は、外交問題にも発展しかねない。

 

LINEでの対応でもそうだが、すぐ曲解しひがむだけで物事の本質を直視しない性癖は、どこからくるのだろう。韓国企業も韓国のマスコミも、そして政府も責任意識というものが、永遠に欠落しているのだろうか。会社経営や運営していくというのは、それなりにリスクと責任を背負っているのだから、それができないならば市場から手を引いてもらわない限り、顧客が大迷惑だ。

 

安全運航ができない船会社は、環境そのものも汚すことになる。それにしても保険に入っていないのではという声も聞くが、もしそうだとしたらそんな危険物をタンカーで運搬すること事態、人迷惑も甚だしい。これもコメントにあったが、「迷惑だからもう日本の海に入るな」という印象すら持つ。

 

それにしても、そんな危険物を保険にも入っていないタンカーが運んでいたとは…しかも下関沖で転覆なんて…どこにその荷を運ぶ予定だったのだろうか。こうした事実関係も、どこも報道しないので何も分からない。こんな風に放置して平気なんて、もしかしてテロかもしれない…そんなコメントもあったが、あながち否定できない程某国にまつわる責任放棄物語は呆れるばかり…。

 

 

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