フォト 音木 六花
自助という欺瞞
1番下の立場の人は
1番助けが必要
なのに
誰も手をさしのべない
1番苦しんでいる人は
1番寄り添いが必要
なのに
誰も振りかえらない
ありそうに見えるのは
形のみ
儀式のように
政治は惰性で進み
口先だけの政策と
舌先だけの福祉は
踊りながら
いつも
空回り
他人の苦しみは
他人のもの
今だけ
金だけ
自分だけの
今様セオリー
自助という隠れ蓑に
隠されほったらかし…
政治家は
口利きで金を集め
権力者は
民の税を掠め取り
マネーロンダリング狂いの
ロングマラソン
1番下にしか立っている人
奈落から這い上がれない人に
お上の宣旨は
ただただ
足蹴り作法に余念なく
にもかかわらず
いつも無駄な儀式で
清浄さを演出する
無駄なものばかり
十二単衣のように
重ねていく伝統文化
改革なんて
二の次で
既得権を持つ者だけの
ひとり勝ち
なにより
戦犯内閣が
すべての事実を
丸め込み
嘘の五重奏を
重ねながら
真実の声を
隠蔽していく
そして
ただただ
貧困の連鎖を
増殖させ
苦しむ人々を
放置している
この国…
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☆この詩は2019年2月11日投稿したものです。