イスラエル戦争:支援船がガザに到着中、ネタニヤフ首相がラファ攻撃計画を承認 | イスラエル戦争 ウィオン

 

一部文字起こし

 

2024年3月16日  ウィオン

 

イスラエル当局者らによると、ベンヤミン・ネタニヤフ首相は、ガザ地区の最南端の都市への攻撃を承認した。ここは領土内の他の地域から避難した100万人以上の人々が避難所を求めている場所である。報道によると、ネタニヤフ首相は、イスラエル戦時閣僚会議の後で、ハマスから停戦の新たな提案があり、批評家らは大量の民間人の犠牲を恐れて、ラファへの攻撃を控えるよう、ネタニヤフ首相に要請しているが、イスラエルは、ここがハマスの殲滅を約束した最後の拠点の一つだあり、自由民はホワイトハウス国家安全保障局から避難すると主張している。

 

ジョン・カービー報道官は、米国はラファ計画を見ていないが、見たくないと思っていると述べた。「我々は見ていない。確かに、我々はそれを見る機会を歓迎するし、我々がケリーに言ったように、我々は支持できない。ラファでの攻撃には、信頼できる達成可能な実行可能な計画も含まれていません。ラファに避難を求めている100万人以上の人々の安全と安心のために、今すぐ大規模な方法で移住するために注意する必要があります。これらすべての人々に対する適切な説明がなければ、私たちが言ったように大惨事になるだろう。ドイツのアレーナ・ベアロック外務大臣は、ソーシャルメディアで100万の難民がラファで保護を求めていることを考えると、ラファでの大規模な攻撃は正当化できない」と述べた。

 

(一部文字起こしおわり)

 

この件、昨日というか本日の未明くらいから報道の論調が一気に変わって、若干混乱状態になった。何かイスラエルでクーデターでも起きたかのように、事態の急展開な成り行きに、マスコミは大慌てになっていたようだった。私には、どう混乱しているのかよく分からないまま、もしかしたらネタニヤフ首相が米国から切られるのかとも一瞬思った。ジョン・カービー報道官報道官の発言を見ていても、「これ以上の惨劇を見たくない」という姿勢は変わってないらしい。以下、同報道官とプレスとのやり取りの動画だ。

 

 

 

つまり、米国の考え方も変わっていないし、ネタニヤフ首相の考えも変わらないままというか戦争を続けている主体であるイスラエルのやり方を見続けていくしかないという境地になったのだろうか。実際、ここまで戦争を引き延ばしたのは、テロ組織ハマスが病院や学校を隠れ家にし自国の民を盾にしてテロ活動をしてきたのであって、それも今はトンネルを爆破したり、幹部たちもかなりを殲滅したというしハマス解体も最後の仕上げ的次元なのではないのだろうか。

 

ここまで戦ってきてガザ住民100万人が居住していること、ハマスが10月7日に残虐なテロをイスラエルに仕掛けなければ、ここまで悲惨な事態は起こらなかっただろう。強引に和平交渉に入ったら、450人ものテロ組織ハマスの工作員がいたUNRWAのこと、国連事務総長からパレスチナ擁護派だったり、テロを仕掛けられたのはイスラエル側であることは、ともすると忘れ去られてしまうかもしれない。結果、ハマスがその勝利の手柄を奪ってしまう危惧もあり、それはイスラエルには、絶対認められないことなのだろう。

 

難民支援がテロリスト育成の資金に利用されていたり、学校や病院建設などのために寄贈された拠出金は、トンネルのコンクリート代金に消えていたり、パレスチナ難民のための支援金が、いつの間にかハマス幹部の手によって中抜きにされていたりしたら、まさに、難民ビジネスみたいなことがガザで起きている可能性もあるかもしれない。

 

この先、イスラエルの闘い方がどうなるのか分からない。まだ米国バイデン大統領との対立やしこりも残っているかもしれない。しかし、今回の戦いで血を流していない者は、誰もかれらの闘いの方向性を指示したり干渉したりすることはできないだろう。彼らは人質を助けるために、自ら命を賭けて戦っているのだから…。
 

 

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