人道支援の拡大求めるガザ決議案、安保理が採択 米ロ棄権

 

2023/12/23 BBC

 

国連安全保障理事会は22日、パレスチナ自治区ガザ地区における人道支援の拡大を求める決議案を採択した。ただし、イスラエルとイスラム組織ハマスに即時停戦を求めるには至らなかった。

 

採決をめぐっては、イスラエルを支える常任理事国アメリカの拒否権行使を避けるため、交渉が長引き、数日にわたって延期されていた。 

 

最終的にはロシアとアメリカが棄権、その他の13か国が賛成したため、決議は採択された。 ロシアは決議後、アメリカが「卑怯な駆け引きをしている」と非難した。 

 

一方のアメリカは、決議に10月7日のハマスの襲撃を非難する文言がなかったことに失望すると述べた。(概要抜粋おわり)

 

 

 

人道支援の拡大求めるガザ決議案、安保理が採択 米ロ棄権

 

 

国連安全保障理事会は22日、パレスチナ自治区ガザ地区における人道支援の拡大を求める決議案を採択した。

 

ただし、イスラエルとイスラム組織ハマスに即時停戦を求めるには至らなかった。

 

採決をめぐっては、イスラエルを支える常任理事国アメリカの拒否権行使を避けるため、交渉が長引き、数日にわたって延期されていた。

 

最終的にはロシアとアメリカが棄権、その他の13か国が賛成したため、決議は採択された。

ロシアは決議後、アメリカが「卑怯な駆け引きをしている」と非難した。

 

一方のアメリカは、決議に10月7日のハマスの襲撃を非難する文言がなかったことに失望すると述べた。(概要おわり)

 

 

 

会議は踊る!国連安保理も踊っていて、国連の代表が投票をしているさ中ガザ地区では、76人もの死者が出たという。

 

イスラエル軍は、その内実を少しも世界に露呈しない。内部ではネタニアフ首相と防衛大臣の対立があるといい、首相に反発する兵士の離脱もあったようだ。その間、弾丸や武器をハマスに略奪され、輸送中の石油タンクまで爆発させられ、資源を枯渇させてしてしまった。こうした状況下、首相はイスラエル国民からも信頼を失っているという。

 

国民の税金を破壊してしまった事態になった以上、普通は責任問題が生じ首相は首になるだろうし、少なくとも国民の意見は聞かなければならない立場になるだろう。しかし、同首相は全く動じているように見えないし、自分の失敗を少なからず反省もしているようにも見えない。一般論なんて、全く当てはまっていないような感じだ。

 

まさかと思うが、ネタニアフ首相が「作戦を引き延ばしているのは、自分の汚職による裁判を遅らせるためではないか」という説まであるらしい。防衛大臣との亀裂もあるようで、同大臣の見方だと、ネタニヤフ首相は、いずれ防衛権まで自分に帰属させようとすることが想像できる。そうなると、「すべての権力が、彼に帰して独裁体制となる」と危惧しているようだ。

 

ここまでイスラエルの資源を減らす失敗をして、なお軌道修正もせず己の論理を主張していくというのは、なるほど独裁者の資質が考えられる。「ハマスを根絶せず生き延びさせれば、ガザだけでなく世界にテロは飛び火し、テロに怯える日常を過ごさなければならない。ハマス排除に向けたイスラエルの正義の戦争は、すべての目標が達成されるまで継続する」と毎回めげずに、こういう趣旨の声明を述べるネタニヤフ首相の主張は、何度も各チャンネルを通じて流されていく。

 

とはいえ、この戦闘に巻き込まれ亡くなった人の数は、20,000人を超えたと言う。

戦闘に入ってから2か月半もすぎ、来月7日で3ヵ月を迎える。2か月半余で20,000の以上の人々が死亡するっていうのは、正常なことなのだろうか?ガザの人々は飢餓状態であるという。弱った体は免疫力も低くなり、感染症にもかかりやすくなるだろう。水すら普通に飲めない環境…そこまで追い詰められたのは、ガザの人々の責任だろうか。

 

クリスマスイブを迎えた今日。ガザの人々の環境は、現況では死への道を辿っているようにしか見えない。

 

こうしたなか、突然衝撃的ニュースが飛び込んできた。長年停戦を主張していたロシア・プーチン大統領が、突然この戦争を止めさせるためにガザに「軍事支援をする」と言ったという。400台の防空システムをガザに派遣するというのだ。また、ロシアのワグナーの兵士たちは、すでにガザにいて、ワグナーの兵士たちが、ハマスの過激派の軍事訓練をし、一部の前線で共闘していたという驚くべき情報も入ってきた。

 

振り返れば、それでハマスの戦い方が、ある時から突然プロ的になったということが証明されたと言うべきか…。詳細は、以下の動画を参照のこと。下矢印

 

 
また、ロシアがイスラエル近海に6隻の軍艦を派遣したというニュースも流れてきた。
これに国際政治領域全体で激しい議論を引き起こしているという。
 

 

 

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