PFAS除去設備、地元に知らせず稼働ストップ 横須賀の米海軍基地「検出値が安定」…でもデータ公表は拒否

 

2023年12月21日 19時26分  東京新聞

 

米海軍横須賀基地(神奈川県横須賀市)で、発がん性が疑われる有機フッ素化合物(PFAS=ピーファス)を排水から除去する設備を、10月から稼働させていないことが分かった。防衛省南関東防衛局が市役所を訪れ、米軍側に照会した内容を伝えた。上地克明市長は「大変遺憾。なぜもっと早く情報提供がなかったのか」と批判した。

 

米海軍は基地内で昨年、PFASの一種のPFOS(ピーフォス)とPFOA(ピーフォア)を、暫定目標値を大幅に超えて検出。水質浄化用の粒状活性炭フィルターを昨年11月に導入した。市によると、市の要請で防衛省が問い合わせ、米海軍が今年10月21日に稼働を止めたことを認めた。理由を「検出値が安定している」とした。根拠となる水質調査結果の提供は拒み「特異な事象は確認されていない」との回答にとどめた。

 

上地市長は防衛省に対し、米海軍に調査結果の開示を求めるよう訴えるとともに「市民の安全安心の確保のためにも、国の責任で海水のサンプリング調査をするよう要求する」と述べた。(抜粋おわり)

 

 

PFASを川に垂れ流した原因を作ったのは米軍基地なのに、検出値が安定しているなどと言われても、データを示すのは当然だろう。もはやPFAS体内に蓄積しまった住民にとって、その責任をどこへ訴えたらいいのか不安で一杯だろう。少なくともPFASを川へ流した責任は、米軍基地側にあると予測されるため、少なくとも検出データは住民に知らせる義務もあるだろう。

 

勝手にフィルターを外してしまい、それも知らさないという米軍対応こそ、どう考えてもおかしい。面会した南関東防衛局の末富理栄局長は「直ちに実施し、分析結果が判明次第、報告する」と応じたというものの、米軍の対応は、完全に住民無視。日米安全保障協定のこともあり、末端にいる住民では戦える相手でもないのだから、そこは国の当局に頑張ってもらうしかないではないか。結局いつでも末端で被害を受けるのは、住民だ。

 

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https://x.com/water_insect/status/1738092892600897735?s=20

 

https://x.com/junzo_kowashi/status/1737887919241855229?s=20

 

https://x.com/yokohamashiminr/status/1737851297309905141?s=20

 

https://x.com/boss_bz911/status/1737809721338609907?s=20

 

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