ガザ戦闘、初の一時休戦の時間に 日本時間夜に人質13人解放か
配信 毎日新聞
イスラエル軍とパレスチナ自治区ガザ地区のイスラム組織ハマスとの戦闘で、カタール政府が4日間の休戦が始まると発表していた24日午前7時（日本時間午後2時）が過ぎた。ガザ地区全域での休戦が実現すれば、10月7日に戦闘が始まって以来初めて。ガザ地区では直前の23日夜も激しい戦闘が起きており、双方が合意を履行するかどうかが焦点となる。
カタール政府によると、戦闘の休止を受け、24日午後4時（同11時）にハマスが女性や子供の人質13人を解放。イスラエルも拘束中のパレスチナ人の釈放を始める。人質はエジプトとの境界にあるラファ検問所を通じてガザ地区を出る見通しだ。
休戦期間中、ハマスは最初の越境攻撃で拉致した約240人のうち計50人、イスラエルは計150人のパレスチナ人を順次解放する。さらに、ハマスが追加で人質10人を解放するごとにイスラエルも30人を釈放し、休戦を1日延長することも構想されている。
ガザ地区は人道危機が深刻化しており、現地で不足している燃料や医療品など人道支援物資を積んだトラックの入域も大幅に認められる。
(抜粋おわり)
戦闘は停戦ギリギリまで続いていて、昨日はヒズボラがイスラエルに50発ロケット弾を発射したという。この一時停戦で、ハマスがまた再結成されるのではないかという懸念があるとも言われている。現実問題として、停戦の実行は遅れているようだ。
それでも、燃料も含めた必需品の最初の配達物を積んだトラックが、ガザ地区に入り始めたという。4日間の戦闘停止が発効して間もなく、南部にあるエジプトのラファ国境検問所を経由してトラックが、飛び地に入ることも許可され、エジプトから休戦期間中、毎日200台の援助トラックがガザに入るだろうという発表もされたという。
ディーゼル13万リットルとガソリントラック4台も納入を許されているという。実際にエジプトからトラックが入ったという報道もあったので、人々は、これで一息はつけるのだろうか。
しかし、停戦は持続することはなさそうだ。イスラエルネタニヤフ首相は22日、「ハマスを破壊するまで戦争を続ける」と強調しているという。
また、これまでのガザ紛争では停戦違反が頻繁に起きたという。イスラエル軍は、ネタニヤフ首相の声明どおり、ハマスとの戦闘における4日間の休止が終了すれば、ガザ地区での作戦を再開すると誓ってさえいる。いろいろな状況が混然としていて、ガザの未来は、いまだ見えないようだ。
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