日本で生まれ育ちながら、在留資格を持たない外国人の子どもがいるという。その数約200人位らしいのだが、先の国会で強制送還の機能を強化した改正入管法が成立したが、それに伴い難民認定の申請は、原則2回までに制限されることになった。

 

この改正によってその子供たちの問題が残されたが、この事例に対して出入国在留管理庁は、法相の裁量で日本での滞在を認める「在留特別許可(在特)」を原則として付与する方針を固めたという。子どもは未成年なので、親との同居は当然視され家族へ在特については、特別の犯罪歴がない限り認めるというもの。

 

 

 

 

 

しかし在留資格がないのに日本に滞在していること自体、犯罪ではないかという意見もあり、ではその子供が成人した後はどうするのか…(あるいは定着したいために、本当の子供でない可能性すら偽造するケースもあるかもしれない)日本に定着しつづける可能性は高いと予測もできる。

 

そうなると、移民二世として現在フランスなどの暴動などに象徴されるように、住民との軋轢やトラブルが常態とならないかという懸念も出ている。つまり、今回の法務大臣の「可哀そう」などという感情論での独断が、将来の国内情勢の分断化の火種ともなる可能性もある。また、コメントにもあったが、法務大臣が法を犯してどうする?という意見もあったが、日本の特例は未来永劫まで続くので恐ろしい。

 

自国の子供たちですら貧困に喘いでいる現在、子ども食堂などで命をつないでいる家庭もあるという。それでなくとも貧しい福祉資金は、ますます削られ自国の国民に回らず移民に吸い上げられる。「可哀そう」などという次元で法を無視し、独断で1大臣が決定することがまかりとおれば、日本は法治国家とはいえなくなるだろう。

 

日本の福祉予算は貧しく、自国の子供すら貧困に陥らせている最中、在留資格も取れていない不法状態の移民の子供に救済の手を差し伸べるなら、自国の子供を幸せな状態にしてからにしてほしい。移民で日本で働けないとなれば、補助金を渡したりあるいは、生活保護を認可する処置がとられるのだろうか。(外国人への生活保護は、最高裁で違憲という判決が出ているはずなのに…)国保も在留許可がされれば、無条件で適応されることになるだろう。

 

私の住む尾道にも、観光だけでなく居住しているらしき外国人も見かける。(白人もいるが、東南アジア人らしき人々も多い)スーパーにも来るし、同じ空間を共有する。しかし彼らと日本人の違いは、無意識に他人への気配りを優先して空間を共有しようとする態度にある感じがする。道を譲ったり、譲られたり、車が止まってくれれば会釈を返して通らせてもらったり…そういう行為を自然と行っているのが日本人。

 

何でそうなるのだろうと思うと、狭い日本なるべくトラブルを避けようとしているのではなかろうか。気持ちよく空間を共有すれば、不快にならないで済むし、それは自己防衛にもなっている。私は、どちらかと言えば短気でカッとなりやすい方だが、公共の空間では、そうしたことは自然と行っている。ゴミも家に持ち帰るし、道路にゴミをポイ捨てしたりしない。

 

ここ尾道で外国人に不快なことをされたことは具体的にはないけれど、やはり日本人同士の気配りのようなものはなく、若さゆえに主張が表面に出ているし、集団になると視野も仲間内だけの世界になってしまっているので、何となくその集団が優先されているかのような雰囲気になる。「ここは日本なのだから日本に合わせろ」と一瞬思っても、若い東南アジアや中近東系の集団には、自我がストレートに発散されているのが分かるから、どことなくこちらの方が遠慮っぽくなる…というか、その場を遠巻きに避けようとするだろう。

 

まあ、人種も文化も違うのだから当然だろう。ただ、現在は人口バランスが外国人の方が少ないので、そう威圧感はないけれど、これが男性だけの集団になったり、人数が逆転したら、日本という母屋は、軒先貸して母屋を乗っ取られる状態になるかもしれない。少なくとも、文化と文化の衝突が起こり、人と共生する志向の強い日本人は(これも若干欺瞞的なのだが…)自我を押し出しケンカすることを厭わない異国人に負けるだろう。負けなくても、平穏な日々は送りにくくなってくるだろう。

 

いろいろなコメントが投稿されている。「人道上よかった」という意見と「未来の火種になる」とか「外国人の出産ラッシュがとまらなくなるだろう」という意見も多かった。結果、福祉の恩恵から疎外されている日本の子供は、益々少子化に向かい、日本の地を借りて、繁栄していくのは外国種のみということになる。

 

政府がそうしたいのか、ただ未来が見えない無知なのか不明だが、こんな政策を選択するということ自体、日本人が絶滅種だということが垣間見える。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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