文字起こし

 

計画経済時代の「国営食堂」が復活

 
2022年11月7日  新唐人テレビ
 
「供銷合作社(購買販売協同組合)」に続いて、中国の一部の省では最近「国営食堂」が復活しています。専門家は、中共は国際市場から中国を徐々に切り離しており、供銷合作社や国営食堂は内部循環を強化するための手段であると考えています。
 
最近鳳慶初の国営食堂が開業という動画がインターネット上で拡散し、中共当局による国営食堂の推進が話題になっています。中共の住宅都市農村建設部と民政部は11月1日に通知を出し、各都市に食堂とt家事サービスを試験的に建設するよう呼びかけました。中国メディアは、居住区に食堂ができると報じています。
 
「中京は何をしようとしているのでしょうか」
「これは内部循環を強化するためです。京商合作者や食堂を掌握することで、市場シェアの大部分を国営企業が握ることができるのです。生産原材料の調達などは、基本的に中共が掌握しています。
 
すでに複数の章で国営食堂が大量に作られています。河北省は今年6月各市に対し、今年中に少なくとも50件の食堂を建設し、2025年までに省全体で5000件以上の食堂を建設するよう通達しました。
 
中国の法律専門家・趙遠明氏は「中共が国営食堂や供銷合作社を復活させたいのは経済の内部循環を強化することにあるが、重要なのは国有企業と民間企業の関係を解決することである」と指摘します。「国営というルートが徐々に大きくなっていけば、一部の民間企業にはビジネス面で打撃を与え自然と縮小していくでしょう」
 
供銷合作社や国営食堂は中共の計画経済時代の産物で、1980年代以降はほとんど姿を消していました。ネットユーザーは、供銷合作社や国営食堂の復活は中共の戦争準備計画の一環であり、食料不足に備えている可能性があると考えています。
(文字起こしおわり)
 

 

 

 

 

 

 

共産主義というイデオロギーのなかで、出稼ぎ労働者が極貧に飢えている最中、何十億という資産を持つ中国人俳優とか女優とかの存在は何を意味するのだろう。また豪邸を海外に持つ某中国人映画監督が、周近平独裁体制になり多額の税を掛けられる前に逃亡移転したという話もある。物質的平等をうたう共産主義下において、アートの仕事をしていて膨大な資産を蓄積したという自分自身に矛盾を感じないのだろうか…などとふと思う。

 

こうした現在の異常な貧富の大差の実態をかんがみれば、少なくとも共産主義というイデオロギー下においては、国営食堂の論理の方が矛盾は少なくなるのだろうか。少なくとも、飢えは計画経済の方法論の方が、減少するかもしれない。

 

あまねく人々に食の部分を保障するという概念の先には、やはり戦争の影もちらつく…。ただ共産党幹部の資産についても公表しないと、このこの共産主義のイデオロギーは、単なる矛盾の只中にあると言っていいだろう。人が平等になるのは、いつもいたって難しいようだ。

 

_____________________________________________________________

 

関連動画

 

 

 

**************************************************************