一部文字起こし 

 

カナダの人権派弁護士が来日、中国での「生体臓器摘出」に焦点を当て
 

2022/10/26 看中国 
 
カナダの国際人権弁護士デイビッド・マタス氏が、24日参議院議員会館で中国で起きている生体臓器集団の問題について講演を行いました。
 
講演のタイトルは、「中共の人権侵害臓器集団の現状と世界の動き」でした。マタス氏は公講演の中で中国共産党による生体臓器集団の主な被害者は、法輪功学習者と新疆ウイグル族であると指摘しました。
 
法輪功学習者の数が少なくなり臓器移植のニーズを満たせなくなったため、中国共産党は2017年からウイグル人の大規模な生体臓器収奪を実施し始めたと述べました。
 
マタス氏は中国共産党は、法輪功学習者、新疆ウイグル族、チベット人、中国家庭教会のメンバー、内モンゴル人、香港人など中国共産党の支配下にあるすべての人々が、生体臓器収奪の対象にされていると見ていました。
 
そのため中国共産党が台湾を占領することができれば、台湾人も生体臓器収奪の対象になるとマタス氏は考えています。マタス氏は中国における生体臓収奪の犯罪は、組織的かつ系統的な犯罪であることを強調しました。
 
中国共産党政府の統括の下で、警察、刑務所、病院が密接に連携し、組織的な臓器移植ラインを形成していると発言しました。マタス氏の1時間近くの講演の後、複数の人権団体の代表も発表しました。
 
NPO法人日本ウイグル協会ハリマト・ローズ副会長は、スピーチの中で最近10代の子供から70代の高齢者まで300万人のウイグル人が刑務所のような収容所に拘束されているという証拠がたくさん流出していると述べました。
 
ローズ氏は、友人の葬儀に参列しただけで当局に逮捕された6人の高齢者と、親が逮捕されただけで一緒に逮捕された6人の子供の写真を提示しました。
 
ローズ氏は、また新疆ウイグル自治区のカシュアル空港に臓器を迅速に輸送するための専用通路が開設されていることを示す写真を提示しました。このことから新疆ウイグル自治区で大量の人体臓器が摘出され、迅速に全国に送られていることがわかると発言しました。
 
世界南モンゴル会議所長のシュブチョウド・テムチルド会長は、スピーチで中国共産党による大虐殺の歴史を振り返りました。1959年に中国共産党がチベットでチベット人を大量虐殺したこと、1967年から1968年にかけて中国共産党元党首毛沢東が、南モンゴル地域に軍隊を派遣してモンゴル人を虐殺したことなどが語られました。
 
「2020年以降中国共産党は内モンゴルでのモンゴル語の教育を禁止し、モンゴルの学校図書館にあるモンゴル語図書を焼却した。このように中国共産党政権は人類文明に被害を及ぼし世界中の災いの根源になっている」と発言しました。
 
ダライナ法王日本代表部事務所アリア・ツエワン・ギャルポ代表は、発言の中で中国共産党がチベット人の中からDNAや血液サンプルを大量に収集しており、適切なドナーを探していることは明らかだと述べました。
 
中国共産党の公式医療データによると、「中国で公式に登録されているトーナーの数は、臓器移植に使われている臓器の数よりはるかに下回っている。つまり大量のドナーは出所不明であり、臓器移植の背後に邪悪な犯罪活動が隠されていることが明らかである」と述べました。
 
アリア・ツエワン・ギャルポ氏は、国際社会が行動を起こし中国共産党による生体臓器狩りの犯罪を阻止するよう呼びかけました。
 
NPO法人日本ファルンダーファー学会会長の稲垣健太郎氏は、「法輪功学習者は創始者の李洪志氏の教えに従って「真・善・忍」を収めている。しかし中国共産党は、1999年に1億人の法輪功学習者に対して、残酷な弾圧を開始した。修練を放棄しない法輪功学習者に対して、中国共産党は本人だけでなくその家族に対しても、様々な形で迫害を行っている。現在法輪功学習者は、すでに中国共産党の生体臓器集収奪の主要な被害者となっている。中国共産党の邪悪な犯罪を放置すれば、被害者の範囲はますます拡大し、中共の勢力が及ぶ限り誰もが臓器を摘出される危険に見舞われる可能性がある」と述べました。

 

 

 

 

 

 

 

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