安倍晋三元首相が奈良市で参院選の街頭遊説中に銃撃されて死亡した事件について、当該警察庁の中村格長官は12日臨時の記者会見を開き、「警察としての責任を果たせなかった。極めて重く受け止めている。慚愧(ざんき)に堪えません」と述べたという。

 

さらに「警護の配置などに問題があった。長官としての責任は誠に重い。今の段階で果たすべき責任は警護・警備の問題を早急に洗い出し、重大事案が二度と起こらないよう見直しを行うことだと考えている」と話したという。こうした警察庁長官が個別の事件で責任を認めるのは異例のことだというが、それほど衝撃的な出来事だったのだろう。

 

それにしても、因縁とは切れないものだとは言われるが、怖くなるほどだ。というのもこの中村長官は、安部元総理が指名して警察庁長官になった人物。あの伊藤詩織さんの事件で、同氏は、政権にパイプを持つとされる準強姦容疑の男性の逮捕状の執行を見送った過去がある。レイプなどの性被害にあったことを訴えても、その7割は警察によって握りつぶされたという。そして、自分を指名してくれた元総理が狙撃された事件の不祥事として、公式に国民に謝罪し頭を下げるはめになった。

 

 

 

「警察の責任果たせず慚愧に堪えない」 警察庁長官、異例の会見

配信 毎日新聞

中村氏は今回の奈良県警の警備について「警護・警備体制や後方の配置などについてはしっかり検証すべきだ。現場での銃器への対応は十分だったか。予兆の乏しい人に対する対応は十分だったか。緊急時における対応が十分だったか。問題なしとは言えないと思っている」と強調した。

 

一方、警察庁の関与について「元内閣総理大臣の警護の実施に当たっては(地元県警が)警備計画を警察庁に報告する必要はない。ただ、これは言い訳にならないと思っている。これで本当によかったのか。(警察庁は)警護において現場における決まりを作る立場でもあり、その立場から必要な見直しはしていくべきだと思っている」と述べた。

 

警察庁は同日、警備体制の問題点を調べる検証チームを発足させた。中村氏は「問題点を洗い出し、それをもとに警護・警備の強化に向けた見直しのあり方をしっかり検討したい。作業過程においては臨時の国家公安委員会に随時報告し、指導いただく。結果は支障のない限り報告する。迅速に進めないといけないが、議論しながら結論をまとめていくので一定の時間はかかる。8月中にはまとめたい」とした。(抜粋おわり)

 

 

中村長官は自分を指名してくれた上司を、自らの部下の警備の甘さ・未熟さによって上司を殺害されてしまった不始末の責任を取らされたということになるのだから、本当に因果応報だ。本来はここで責任を取るのが然るべき姿であろうが、その椅子に執着するらしき長官の姿勢は、退任する気はないようだ。そういう意味では、安部氏と似た者同士・お友達ということになるのだろうか。

 

中村警察庁長官においては、実に法を無視してやりたい放題なことをしたらしい。伊藤詩織さんのことで特に有名になったが、それだけではなさそうでなんとレープ事件などのもみ消しをはかり、まさに女性の敵という人物らしく、本当はそんな人物を警察庁長官にしておくこと自体が危険だし、恥ずかしいことだ。しかし、今回のことで皮肉にもその報復を受けた。そうでなくて、安部氏と一緒に一掃されたというべきか。

 

 

 

 

安部元総理は、最高裁人事にまで干渉して弁護士出身者を減らしたという。つまり、

三権分立の司法にも検察・警察にも自分の息がかかった人物を送り込んだという。

 

 

 

 

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