沖縄県の離島で8月、新型コロナウィルスの「感染爆発」が相次いだ。人口10万人あたりの1週間の感染者数に換算すると、数百人から1千人という突出した多さだったという。離島は医療資源が限られる上、観光が主産業ということもある。また、生活必需品の輸送などもあり、島外との往来を断つのは難しいという事情がある。それゆえに、島の関係者は「緊急事態宣言中は、大変厳しい表現になるが、来島はおやめいただきたい」と、感染の抑え込みの難しさを口にする。

 

実際に離島の医療は医療資源が限られる。一度パンデミックに陥ると、それこそ医療崩壊となってしまうだろう。那覇市から高速船で約50分の座間味島では、人口約940人で、人口10万人あたりの感染者数にすると1千人を超えるという。島の診療所は通常医療を中止して対応したし、生活必需品などを運ぶ船の定員も、3割から半数に制限したという。

 

一度ウィルスの進入を許せば、感染爆発してしまうという島のコロナ感染に関しては、水際が大切なのだろうが、収入を観光に頼っているという実態もあるので難しいテーマでもあるのだろう。

 

 

 

「世界最悪の地域に」沖縄の離島で突出した感染者数、難しい抑え込み

 

2021年9月20日 18時03分 朝日新聞デジタル

 

(中略)

 

リゾート地として人気の宮古島。8月18日、座喜味一幸市長は異例の緊急メッセージを発表した。感染者の増加が止まらず、1週間の新規感染者数は人口10万人あたり400人台に。全国的に「第5波」がピークを迎えたころだったが、同時期の全国や47都道府県で最悪の沖縄県よりはるかに多かった。

 

観光客の中に感染者がいて、そこから市民の家族内感染が広がったとみられる。島内にも外出自粛や感染汚染策の徹底を呼びかけ、40人を超えることもあった1日の新規感染者数は8月末に1ケタに落ち着いた。

 

那覇市から高速船で約50分の座間味島など約20の島からなる座間味村では、8月中旬に1週間の新規感染者の合計が10人になった。村の人口は約940人で、人口10万人あたりの1週間の感染者数にすると1千人を超える。島の診療所は通常医療を中止し、生活必需品などを載せて島に着く船の定員も3割から半数に制限した。村の担当者は「島でのコロナ対応の難しさを改めて痛感した」と話す。

 

石垣市でも8月24日の新規感染者が過去最多の33人に。だが積極的な検査で感染者を早く見つける方法で、約10日間で新規感染者は1ケタに減った。市は昨年5月、島内でPCR検査ができるように検査機器を導入。保健所が「濃厚接触者」と判断する人よりも対象を広げて無料で検査し、陽性者の早期発見と隔離を徹底した。「第4波」の6月上旬の1週間に検査した人数は、10万人あたりに換算すると東京都の10倍近かったという。島への観光客には72時間以内のPCR検査の陰性証明なども求めている。(抜粋おわり)

 

____________________________________雪の結晶

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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