フォトコラージュ 音木 六花

 

 

日本の現場のミラクル復元力を見よ!物流を平常化するため超スピードで現地は回復していく! 

 

 

豪雨と土砂崩れのために国道31号線が6日夜に発生した坂町水尻の土砂崩れで道路の斜面が崩壊し、通行止めになっていて陸の孤島と化していた呉市だったが、国土交通省広島国道事務所が、24時間態勢で土砂の撤去を進め、近くの海水浴場の駐車場の敷地に迂回路を設け、11日深夜に全線開通にこぎつけたという。これで物資輸送の回復に朗報といえよう。国道2号線の通行も一部を除いて開通しているという。しかし、道路脇には流された木などが置かれたままの状態であり、とりあえず開通したというところなのであろうか。本格復興にはもう時間がかかりそうだし、まだ渋滞はひどいようだ。


 

尾道の暮らしと密接に関係している国道2号線(いわゆる山陽道と言われるが…。)も途中、土砂崩れで復旧に時間がかかると思って危惧していたが、どうやら一部瀬野の地区を除き復旧しているようだ。尾道バイパスも開通により、尾道市民の暮らしも断水を除いては、元に戻りつつあるようだ。どうやら重症なのは山陽本線。土砂流入、冠水、斜面の崩壊、電気設備の水没などの影響で復旧に時間がかかるようだ。三原~海田までは1ヶ月位はかかりそうだ。分かっているだけでも瀬野~八本松間が土砂崩れと冠水。尾道~糸崎も冠水。(糸崎は三菱三原病院の歯科にかかっていたことがあり、見慣れた風景が茶褐色の泥の川になっている模様。駅まで泥海に浮いているようだった。山陽本線のまとめは「まとめダネ」さんが詳しい。アドレスを貼っておこう!
https://matomedane.jp/page/10862?p=1

 

 

大雨被害状況広島の画像と動画をまとめくれたのは、「能天気な情報ブログ」さん。リアルな動画は臨場感があり、水の怖さを切実に恐怖に感じてしまった。こちらもアドレスを貼っておくので、ぜひ見てほしい!
http://no-tenki-e-tenki.com/2194.html
 

 

 

7月12日17:53発信朝日新聞デジタルによると、菅義偉官房長官は12日午後の記者会見で、西日本を中心とする豪雨災害による死者200人になったと発表したそう…。よくしれっと、こんな発表ができるものだ。国民が死にそうな恐怖に出会っているときに、宴会をやっていた当人のひとり…。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6289694
 

 

断水問題…市は広報していた!

 

さて、わが家の暮らしを困難にしている断水が始まって6日目。わが家は何とか温水器タンクに貯めていた温水を抜いて、その温水でトイレや手洗い、体の洗浄などに使用できるようになった。400mℓ確保できたので、暮らしも気分も大部楽になった。本日市役所のホームページを見ると、本郷取水場からの送水の予定日が掲載された。その発表は以下の通りである。
 

7月16日に本郷取水場から送水予定!


https://www.city.onomichi.hiroshima.jp/soshiki/64/20236.html
 

2018年7月9日更新

尾道市の水道復旧状況について

沼田川水道用水供給事業と沼田川工業用水道事業における本郷取水場の送水見通しに
ついて、広島県企業局水道課より本日発表がありました。本郷取水場からの送水開始日は、
7月16日(月曜日)になる見込みです。

断水の原因となっていた本郷取水場は、本日、冠水した送水ポンプ設備等の点検整備等を
始めました。今後、広島県と調整を進め復旧にむけて全力を尽くしてまいります。
復旧状況について随時お知らせしていきますので、皆さまには大変ご迷惑をおかけいたし
ますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

参照資料:広島県企業局水道課提供資料 [PDFファイル/38KB]


 

これは広島県からの通達資料ということでそれも掲載してみよう。参考にしていただきたい。


沼田川水道用水供給事業及び沼田川工業用水道事業における本郷取水場の送水見通しについて(第3報)(8時00分現在)

https://www.city.onomichi.hiroshima.jp/uploaded/life/20269_60134_misc.pdf

1 要旨


7月7日(土)午前6時頃に送水を停止していた本郷取水場は,冠水した送水ポンプ設備等の点検整備等を実施し,7月16日(月)の送水開始に向けて全力で取り組む。 なお,各市町の給水については,各市町と調整を進めていく。

2 水道用水及び工業用水の供給対象

本郷取水場から取水した水は,水道用水として,三原市・尾道市・福山市・東広島市・愛媛県上島町の4市1町へ供給しているほか,工業用水として三原市・尾道市・福山市・竹原市の企業等に供給している。

3 対応状況等

○ 沼田川用水・福山市水連絡管を活用し,福山市及び尾道市(浦崎地区)に7月7日(土)13時35分から給水開始。

○ 本郷取水場内に流入した濁水を,三原市消防局及び国土交通省のポンプ車で7月8日(日)に場外排水を完了。

4 送水への影響

水道用水の影響市町は3市1町(世帯数は約7万6千世帯・人口約18万人),工業用水の影響企業は23者(日水量約3万6千㎥)である。

・ 三原市では,7月7日(土)正午頃から断水しているため,7月8日(日)に応急給水拠点3箇所を設置(7月9日(月)は5か所を設置)。

・ 尾道市では,7月7日(土)正午頃から断水しているため,同日から13箇所で応急給水拠点を設置(7月9日(月)は15か所を設置)。
 
・ 東広島市では,7月7日(土)16時頃から断水しているため,同日から6箇所で応急給水拠点を設置(7月9日(月)は4か所を設置)。

 ・ 愛媛県上島町では,7月7日(土)19時頃から断水しているため,7月9日(月)
から応急給水拠点を9箇所設置。 




この件について、本当に尾道市水道局庶務課に送水開始日は7月16日になるのか確認した。それというのも、温水タンクの水400mℓを配分していくのに目安の日を確認したかったからである。するとそうはならなかった。そこから水を濾してきれいにして順次送水していくとのこと。大体17~19日位になるとのこと。とすると、遅ければ19日となる可能性もある。しかも、それは予定なのであって決定ではないのだ。後一週間位は、断水という予定で考えなければならなかった。



ついでに、断水のアナウンスをホームページに掲載したのが、ネットで正午の30分位前だという声を聞いたのでその正確な時間を確認した。最初窓口の女性が出てきたが、私が苦情を言っていると知ると上司の女性に替わった。その女性によれば、午前11時頃だという。つまり、断水1時間前だ。私は何かアナウンスをしていたのは聞いたが、内容が不明で分からなかった。そのまま外出して戻ってきたのが正午過ぎ、結局ホームページを見たのは断水になってしまった後で、1滴の水も汲むことなく長期の断水に突入してしまった事情を話した。広報については、広報車で各地域を廻ったという。しかし、聞き取れなかったという不満は多かったそうだ。

 

 

そして、ホームページが11時になった理由は、「余り早く出すと、水を溜め込んでしまうケースも多く、多くの人への給水も間に合わなくなる可能性もある。それまでどれ位水が持つか時間と水の量を計りつつ検討していた。最後は間に合わなくなるということになり、秘書課からホームページで告知してもらった。」とI氏は回答した。「でも、本郷取水場では送水栓を閉じることは、朝の6時に決定していると言っている。その間6時間もありながら、直前になってホームページに掲載したって、市民はパニックになり必死で水を汲んだことは、あっちこっちネットに載っている。広報車の声が何を言っているのか分からないまま、わが家のように1滴の水も汲めずに途方に暮れてしまった方もいたはず…。今回はわが家は温水器の水を活用して何とかなったからいいが、尾道市は高齢の方も多いので周知の徹底を今後の課題にしてほしい。それと、大雨が降ったら断水が起こりえるということを、事前に啓蒙しておいてほしい。そうすれば広報車の声をもっと聞くべく努力しただろうし、何を言っているか分からなかったら、市役所にでも問い合わせる姿勢が持てるだろう。」と伝えた。I氏は「こんな大規模な断水は市としても体験したことがなく、至らなかった点もあったと思う。声が聞き取りにくい部分については検討し、今後に生かしたい。」ということで謝罪をしてもらった。



もう一つ、高齢者は給水所で長期間待たされたら、熱中症になるに決まっている。にもかかわらず、親戚や近所の方に助けてもらうようにと指導されているが、そういうことを気楽にお願いできない方もいる。そういうものを社会福祉の方でカバーしてもらえないものだろうかということも尋ねてみた。それというのも、昨日買い物していて白髪の高齢者の女性たちが、1人でカートに荷物をたくさん積んで見ると痛々しい感じがしたからだ。高齢者の方はネットなどやっていないケースも多いだろうし、広報車のアナウンスが聞えなければ、それこそ水を汲む機会を失ってしまったケースもあるかもしれない。だから、市はこうした方々に対して責任があるだろう。そういう点も市は認めて、福祉課と連携・助力することをすでに考慮中と考えていると言った。ならば、そうしたサービスをもっとアナウンスして告知してほしいとI氏に伝えた。


私は、個人的に物流がまだ先のことと思っていた。昨日夜0時半頃夫がコンビニに立ち寄ってきてくれた。すると、ミネラルウォーターが8本位あり、パンも、菓子パンならばたくさん入荷していたという。しかし、食パンはなかったそうだ。それで、食パンはまだ道路事情などの影響で入荷しないのだろうと信じていた。夫が一昨日ドラッグストアに電話して確認したところ、紙皿も売れきれと言われたし、勿論ミネラルウオーターも欠品しているということだった。ところが、百円ショップ「ダイソー」に寄ってみると、紙コップは山積。紙プレートも売っていた。アルコールの除菌ウェットテッシュ、ラップなど今必要なものがみんな山積み。水汲み用のプチひしゃくも店頭に展示。ちゃんと、今何を消費者が買いたいのか熟知している。ちょっとした豪雨景気となっているようだ。あんなに紙コップや紙プレートが一度は消えていたのに、さすが商売人というか営業に長けているというか…。売れるものは、今売るという根性だ。


この現象は、ドラッグストアでも見られた。断水で水が使用できない時、必須なアルコール類。水が出ない現在、私はこれも大量に欲しかった。それとサニーナも必要だった。シャワーが使用しにくいので、サニーナは必需品だった。しかし、店頭の棚にはなかった。店員さんに尋ねると、奥から出してきてくれた。(なぜ?平時には棚にあるのに…。何か調整中なのだろうか。つまり、店側はちゃんと、この製品が今売れ筋であるということを認識しているということになるのだろうか。)それとカロリーメイト。これも必須ビタミンや栄養素が、無駄なく一度に摂取できる。こちらも欠品かなと思ったら、山積みにされて客を待っていた。

 

 

その後業務用スーパーを訪ねると、コンビニになかった食パンが山積みされていた。しかも、嬉しい破格割引。ちょうどパンを並べていた男性店員さんに「パンなんて諦めていたのに…。国道は通れるようになったんですか?」と訪ねると「尾道ではほとんど流通は、もどっています。このパンは工場から直結してきているんです。」と教えてくれた。こちらの店の復元力もすばらしく、何日か前に欠品気味のチーズも山積みだった。ただ、清涼飲料水などは3分の1くらいの陳列状況。そのかわり牛乳やジュース類が豊富に陳列されていた。災害時に重宝なスキンミルクも山積みだった。練り物、焼きそば類もしっかり陳列。何とも素早い対応力!まだ欠品だと思っていたものが、もう充分に供給されている。現場は淡々と、元の日常に戻るべく努力している。

 

 

この民間のエネルギーというか復元力は、もしかしたら日本特有のものなのかもしれない。1人ひとりが、適材適所で自分のすべきことを分かっているというか…。あたかもアート的復元力だ。これが、敗戦後立ち上がったこの国の原動力だったのだろうか。それに比べれば、役所は対応が鈍いというかとろいというか…やはり、親方日の丸だ。まったく政治家も官僚も不用に見える。民間の優秀な人材は、一人ひとりが最適な方法を探り、然るべき地点に向かって実現・実行していくではないか。この国は、内閣総理大臣さえいなければ、本当にうまくやっていくのに…と心底思う。いっそのこと、首相は外国へ行ったまま二度とかえってこなければ、私たち国民は大ハッピィでちゃんとうまくやっていくのに…とも思う。無論、刑務所に行ってくれても大歓迎だ。



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