ゆうは続けてこう言ってくれた



「今…一番気になるのは…さよだから」



少し照れるかのように


声が少し焦っている



驚いた


初め思わず…



「えッ?」


と聞いてしまった


戸惑う


焦る


聞き間違い?


とてもビックリして


思考回路がとまっているようだった




ゆうは何も言わず


照れているのが伝わってきた



愛しい


この人が好きだ



もう頭の中はそれでいっぱい



ゆうの中に私がいた



嬉しくて


照れくさくて


更に涙はあふれ流れる



だけど泣いている声にならないよう隠して話す



「あ…ありがとですw」



精一杯の喜び表現



笑顔をつくって照れた・・・


何も上手くいえない


嬉しすぎて言葉が浮かばない



一呼吸する



そして…



「私なんかを…?」


と聞いた



自分に自信持てるはずがない


こんな自分に



するとゆうは優しく応えてくれた

そんな中…



ふっとゆうのメール受信音の事が頭のなかで流れた



大好きなコブクロさんの「赤い糸」


インディーズの頃の歌で大好きな歌


今では「青く優しく」や「時の足音」のカップリング



切ないけどとても好きな歌だった



ゆうの話を聞きながら


その歌詞を考える



まぁまだ彼氏でもない


おこがましいか



そんな事を考えつつ切なさが増す



ゆう・・・


まだ好きなんだよね


その人の事



聞いててそう感じるよ



私はもうイッパイイッパイだった


聞くことで…涙を堪えることで…



そしてついに…



ゆうの本音が出たんだ



実はというと…


正直オレの胸の中で



その人がいないって言ったら嘘になる



今でもその人の事気になる


逢えたら…声聞けたら嬉しい


そう思う自分がいるのも確かなんよ



ゆうは話してくれた


自分の正直な気持ち


素直な思い



たくさん話してくれた


素直に嬉しかった


ゆうが話してくれること



私と向き合ってくれてるから


信用してくれてるから



だから話してくれてる


そう思うと嬉しかった




でも…


私の頬を涙がつたった


覚悟していた



けど…


やはり我慢できなかった



涙が溢れる


次々と流れ出る



自然と流れ出る


我慢しなくちゃ



必死になる



泣いてるのはわからないように


ソレが一番に浮かんだ



必死にこらえた



ゆうにはわからないように



ゆうの話は続いた


その人の話が…


けれど少し声のトーンが変わる


照れたように


躊躇うかのように




「だけど…今は…」

ゆうの心はどこにあるんだろう・・・


きっとまだその人のもとにある



そう思った



ゆうは話す


愛しい人を思い出すかのように


いや、今でも思っているかのように



悲しい


私は返事や受け答えで精一杯だった



泣きそうになる


でもゆうの前では…



今は泣けない


そう思って必死に我慢した



泣くな…


泣くな…


泣いたらアカン…



今泣いたら…


ゆうが心配する



気持ちもばれてしまうかも知れない


せっかく楽しいのに


いろんな約束や楽しみもある



今泣いたら何もない


始めることもできない



我慢だ


我慢…我慢・・・



心の中でそう唱えた



苦しい


悲しい


愛しすぎて


せつな過ぎて・・・


おかしくなってしまいそうだった