10代~

これと言って夢や目標もなく休日は漫画読むかたまに友達と出かけりゃ決まってカラオケ→マクドナルドのパターンで過ごす。

 

20代前半~

成人デビュー。ドキドキしながら友達と居酒屋に入って粋がってビール注文するも味の良さがいまいち分からず。結局酒よりも食事に走る。アルコール度数の弱いチューハイにポテトの盛り合わせ(から揚げ)がお決まりのメニューに。

職場の先輩からは「まだまだ子供ね」と微笑ましく見られる。

 

25歳頃

職場の人に連れられビアガーデンデビュー。

「とりあえず生中」を合言葉にビールを飲む機会が増える。何が美味いのかその良さが分からない。

 

26歳頃

仕事から帰ったらビールを飲むのが習慣になる。ワインにも手を伸ばすようになる。

「お洒落にお酒を嗜む女」に憧れてグラスを揃えたり、デパ地下に通い酒に合う肴を仕入れるようになる。キャンドル灯しながらワインとか、貴族を気取って酒を楽しむ。

 

27歳頃

父親が飲んでた剣菱を飲んで日本酒にハマる。より美味しく日本酒を楽しめるようにとか意味不明な理由でお猪口に金を使う。

友達と飲みに行く時は日本酒が美味しい店を選ぶようになる。

「ミズキちゃん漢だな」なんて職場でネタにされはじめる。

 

28歳頃

友人達と本格派のBarデビューをする。

「彼女に合ったお酒を」とクサい注文で出されたのが甘すぎて口に合わず。とりあえずBarで友人と別れてから一人立ち飲み居酒屋で呑み直す。

この頃から、目が覚めたら家近くの畑とか、どこかの路地裏とか、家に帰り付けないパターンが多くなる。

「ミズキちゃんオッサンになってきたね」なんて職場でネタにされる。

 

 

29歳頃

お酒は温めの燗にするのが面倒になって常温で飲むようになる。

肴は炙ったイカでも良かったがそもそも酒の肴が必要なくなる。

ちびちび呑むのが面倒なので、ワンカップに酒を注ぎ足すようになる。

外に呑みに行くのが面倒になって家呑みが多くなる。

「ミズキちゃんオッサン通り越しておじいちゃんになってきたね…」と哀れな眼差しを向けられるようになる。

 

 

現在

一升瓶が部屋のあちらこちらに転がるようになる。

友達から毎晩「今日は呑みすぎないようにね」と安否を心配されるようになる。

虎のユニフォームを着て一升瓶片手に野球観戦が日課になる。その姿を見て「嫁入り前の娘が」と母親が泣く。

コンビニでウイスキーのミニボトルを購入した瞬間を職場の同僚に発見される。

「ミズキちゃん、とうとう海賊の域に達したな」と、何とも言えぬ眼差しを向けられる現在。

 

 

私:私は一体何処で道を誤ったのか…

友:剣菱らへんが怪しいね(笑)