以前わたしは母に、わたしを信じてついて来てくれる作家さんのことは
わたしが守るのが当然、、、という話を切々としたことがある。
「物を作らないママには、必死で作ってる作家さんの立場がわからんのだ!」
と怒鳴ったことがある。
確かに、お客様に買って頂いて、そのお金でまた製作する材料が買えるというのは
まぎれもない現実ではあるけれど、
わたしは、自分がスーパーやコンビニで買い物する側の時であっても、
レジで商品を受け取る時に、
「ありがとう」
と言う。
だって、なんぼお金があっても、物が手にはいらなかったら
お金なんてただの紙くずだよ?
だもの、物を提供してくれてる側の方に対する感謝もあって当然やと思う。
母にはその話しもした。
その上で母もわたしの話を理解してくれて、
つい先日、母はお客様と作家さんの板挟みになるという事件勃発。
お客様であっても、筋が通らない方には母もズバリ言える人。
親子だからその辺は似てる。
似なくていいけど、似てしもてるんだな~^^;
そして、母が言いました。
「あんたが作家さんを守らなくちゃってキモチ、ママにもわかったよ。
お金出してるからって何を言ってもいいって事にはならねーもんね。
そんなの本当のお客さんだねーもんね」
そうなのだよ、母。
そこがわかってくれたら一人前だよ。←偉そうに^^;
誠心誠意頑張ってくれてる作家さんの心を折ってしまうお客様は
本当のお客様じゃない!
接客は、礼に始まり礼に終わります。
「いらっしゃいませ」
の言葉と共に一礼、
「ありがとうございました」
の言葉と共にまた一礼。
母は毎日これをしています。
わたしやユウヤの作った物でなくても、
うちの作家さんの物が売れた時はオマケつけてあげたりしてくれてます。
その現場を知ってる作家さんは、きっと少ない。
目に見えない場所で、誰かが努力しているという想像力を
誰もが持ってくれたら平和なのに・・・と
そんな思いで、母とお客様とのやりとりを聞いたわたしです。
うちの衣が売れても、
「だってSAYO CAFEだもの~」
と言われること、多いです。
でもね、田舎の店の、しかもお客様の年齢層考えたら
インターネットなんて「何者だ?」のお客様ばかりですよ。
【SAYO CAFE】なんて
「何それ?どごの喫茶店だっぺが?」の話ですよ。
それが、あの田舎の町で、うちの衣めがけて、
「娘さんどごの服、新しいのはいったげ~」
と来て下さるお客様がついたのは、
全て母の努力のお陰。
作り手と呼ばれる方々全体に伝えたいんですよ。
想像力を広げて下さい。
あなたの作った物がお客様の手に届くまでには、
色んな影の支えがあるということを知って下さい。
特に、どこかへ委託に出してる作家さん。
あなたの物を販売する為に、毎日売り手は、
礼に始まり礼で終わる、そんな日々を過ごしていることを。
だから、わたし達作り手は、
販売してくれる方に、毎日頭を下げなくてはね。
母へ。
・・・わたしの大切な作家さんを守ってくれてありがとう。
これからも、みんなでいい作品を並べることが出来るよう頑張るから
お店を大切にしていってね。
売り手、作り手がひとつになった時、
全てが丸く回転し始まる気がします。
今日も【SAYO CAFE】の商品をお買い上げ下さった皆様にも
心から感謝です。
ありがとうございますm(_ _)m
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