大人だからこそ | 茨城在住デザイナーSAYO時間

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SAYOの日々のあれこれをここで発信します。




「和藍さんぽ道」には、子供さん連れのお客様も多くいらっしゃいます。



まだ未就学の子供さん。



うちの母は、実家が幼稚園を経営していたこともあり、



教諭をしてたんで、子供ちゃんの扱いはとっても上手。




しかし・・・、



ただ甘やかすってだけじゃ~ないのが、母のやり方。




チビちゃん達の好きなメニューがそうそうないお座敷カフェなんで、



チビちゃんがいつ来てもいいように、チョコレートなんぞを用意しておいたりして、



それをチビちゃんにあげる時、母は必ずチビちゃんと同じ目線にしゃがむ。



そんで、



「はい、ど~ぞ」



ってあげると、チビちゃんはそれをギュッと手にするやん?



その時、母は、チビちゃんの目を見て、




「人から物をもらったらなんてゆーの?」



と問いかけ、チビちゃんがうつむいてると、



「ありがとう、でしょ。はい、ゆってみな」



と促し、



チビちゃんが「ありがとう」と小さな声で言うと、頭をなでて、



「は~い、よぐできたね~。



んだらばご褒美にもう1個」



と言ってチョコを手渡す。



ある意味、ちょいと厳しいばあさんのいるお店^^;



けど、何度もきてるチビちゃん達はすっかり母になついてて、



「おばちゃん」



と言ってついて回ってるんだよね~。



そして、ドンドンと「ありがとう」の声も大きくなっていって、



「よ~し!元気一杯でいいどぉ~」



と頭撫でてあげると、そんだけで子供って笑顔になる。




正直で純粋。




最近、そんな母がよくつぶやいてます。



「大人の方が、ありがとうもゴメンなさいも言えない人が多くなってきて、



この先どーなってぐんだが・・・」と。



子供は大人をサンプルにして成長していくから、



この段階で間違えちゃうと大変なことになるよね?




厳しくも優しい、そんな存在が世の中には必要なんです。




例え自分達が大人になっても、



そういう人が自分にいるかいないかで歩みや成長が変わって来ます。



悪い事をしたらしこたま怒っても、



「ごめんなさい~~。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。」って反省すると、



よしよしって頭撫でてくれるそんな存在が、



大人になっても傍にいる人はやはりどこかが違うとゆーか、



余裕があります。



それは、どんな逆境に立っても、自分を守ってくれる場所があるという



そんな中から生まれる余裕なのかもね。




うちの母、チビちゃん達の前ではしっかりしてるものの、



わたしに噛み付かれると、



「そんなごど言ってママのごどいじめで~・・・・」



と涙ポロポロ流します^^;




「泣くなよ~~~」



と言ってなぐさめるのはいつもわたしの役目^^;




わたしも、母を泣かすだけ泣かせておいて、



「よしっ、ママ頑張る!」



と言うと、



「よしっ、頑張れ!」



と言い、頑張った母には、



「よく頑張ったね~」



と褒めると、



「あんたが怒ってくれだがらだよ」



と、素直にその厳しさをプラスに転換してくれる母。




2年前、震災後の余震が激しい中、母は大腸ガンの手術をして、



そん時にわたし思ったんですよ。



・・・いつかは母ともお別れする時が来るんだな、、、って。




当たり前のことなんだけど、それを考えずに生きて来てた。



わたしは早くに家を出て、結婚をして、



遠く離れて暮らしてましたが、



母のガン以来、少しでもそばにいて、



少しでも時間を共有したいと思うキモチが強くなり、



周囲に、



「なんで今、わざわざ茨城だなんて、そんなとこに引っ越すの~!



関西の方が安全やのに」



と言われつつも、我が道選んで茨城へ引っ越したわけです。




親孝行だね~って言って下さる方もおりますが、



そうじゃ~ないんですよ。



わたし自身が悔いを残したくないという、



自分のキモチを満足させる為の引っ越しだったんです。




親子であり、母と娘ではあるけれど、



とっても厳しかった祖母にわたしは似ているらしいので、



母にとってわたしは、「かーちゃんリターン」なのかもね^^;




厳しかった祖母に仕事の面で怒られて



よく母はその昔泣いてたっけ。。。



あー、やっぱわたし、おばあちゃんに似て来たわぁ~(。>0<。)




母のファンが多い「和藍さんぽ道」。



これからも母がズッコケないように見守ってってやらねばね。



まあ、見守るも何も、すぐに



苦しい時のSAYO頼みで、母は泣きついてきますが^^;




大人になっても、



いやいや、大人だからこそ忘れてはいけないこと、たくさんあります。



そんな事をボケ~っと小雨の降るジャム工場を見ながら



思った今日でした。





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