まったり系映画の代表といったら「かもめ食堂」だけど、
わたし的には「マザーウォーター」が好き。
かもめ食堂、
プール、
これも確かにいいんだけど、舞台が海外というあたりで
なにかしら「だまされてる感」が否めない。
「そりゃ~、こんなロケーションだったら
どんな暮らしもカッチョいいだろうよ~」
と、意地悪なわたしは思ってしまうのさ。
けど、「マザーウォーター」は舞台が京都とあって、
その暮らしぶりというのがすんなり受け入れやすいとゆーか、
本来よく目にする光景が納得させてくれる。
わたしが一番好きなシーンはこれ。
もたいまさこさん演じるマコトさんはひとり暮らし。
普通だったらひとり暮らしの食事のシーンって
とても淋しく見えがちなのに、
マコトさんの食事シーンは元気をくれる。
ひとりであっても、自分の為の食に手を抜かず、
ちゃ~んと手を合わせて「いただきます」をして食べる。
背筋のピンと伸びたマコトさんの動きが
とても気になったわたしでありました。
「老女」の役なんだけど、わたしと同じく50代のもたいさん。
内なる静かなエネルギーを感じる女優さんで
わたしは大好き♪
「美」というのは、内側で作られるもんだな~と
わたしはもたいさんを見ていていつも勇気づけられる。
気前のいい女優さんだ。
そして、この映画で好きな光景は・・・・
小林聡美さんがやってるウイスキー・バーの、庭。
ウイスキー・バーの店内の殺風景さもわたし好み。
いかにも小林聡美さんテイストという気がして♪
この映画の中でチョットだけ残念だったのは、
小泉今日子さんのミスマッチかな~。
キョンキョンはアイドル時代から好きなんだけど、
この映画には馴染んでなかったというか、
色合いが違うというか。
小林聡美さん、
もたいまさこさん、
市川実日子さん、
この三人に共通してるのって「透明感」だとわたしは思うんですよね。
キョンキョンだけが、「現実東京カラー」って気がして
大いに浮いてた気がする。
キョンキョンはやっぱ「毎日かあさん」みたいなのがいいなぁ~。
色を無理して封じ込められて演じてる感が
「マザーウォーター」の中ではあちらこちらに見えてしまって。。。
なんだかんだですでに10数回も観ているこの映画。
実は昨日の昼にも、これを見ながら仕事してました。
とりあえず、ゆったり出来ていい映画ですんで
まだの方は是非♪
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