責任ある役割 | 茨城在住デザイナーSAYO時間

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SAYOの日々のあれこれをここで発信します。


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最近よく特別なオーダーを頂きます。



それは、お客様の母上の形見の着物を、



AMARIのスカートにしたり、スカートとセットのバッグにしたり。





責任重大です。




その昔、大切な方が袖を通していたものを違う形にするという役割。



失敗は許されません。




けど、



「SAYOさんだからお願いしたいことなんです」



そう言われると、俄然熱が入ります!




先日、あるお客様に、



スカート、



帽子、



バッグ、



三点発送したのが届いたとのこと。





「母にこのまま持たせてあげたかった・・・」



そう言われて、なんだか胸が詰まる想いでした。





別なお客様からは、



娘さんが子供の頃に着ていたワンピースの生地を



バッグの一部に使って欲しいとのこと。



娘さん、結婚されるんだそうです。



その時に、そっとプレゼントしたいんだそうです。




「うちの娘、気付いてくれるかしら」



そう言ってたMママさん。




みなさん、何かしら心に残るものがあり、



それを違う形に変えて



いつも身に付けておきたいというキモチは



きっと「愛」なんでしょうね。




親はいずれ自分より先に空に行く。



空に行った人であっても共にいたい、



愛を感じていたいと思う子供の気持ち。




そして、旅立つ子供が



いずれ親になるであろう時に忘れてほしくない親心を渡す親の気持ち。




最近「モノ」がたくさんわたしに教えてくれてる気がする。




モノであっても、誰かに愛されたその品は、



魂を持ってる気がします。





わたしね、ユウヤが小学生の時に、



「はい、あげる」と言って、



わたしの首につけてくれたビーズのネックレス、



今も持ってます。



紐にビーズを通しただけの簡単なモノなんだけど、



それを作ってる時間、小学生のユウヤは



わたしを想って作ってくれたんだな~って考えると、



それは「モノ」ではなく、その瞬間の「時間」に等しい。




そういうモノってありますよね?




わたしは今、そういう大切な「時を刻んだもの」に



新しい魂を込めさせていただけてることや、



そんな大切なものをわたしに託して頂けていることに



感謝で一杯です。




「AMARIを見て、AMARIを買った時から、



SAYO CAFEは蘇らせ屋さんだって思ってました」



そう言われちゃった。





衣工房【SAYO CAFE】は、「衣」から



いくつもの蘇生をさせる分岐点なのかもしんないなぁ~。




よし、今夜もがんばるぞガッツ







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tetote内、衣工房【SAYO CAFE】









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