人生って、時折いくつもの分かれ道があるよね。
その時、わたし達が目にするのは「道標」。
右へ行ったら峠。
左へ行ったら沼。
さあどっち・・・となった時、立ち止まる。
どこへ行きたいのか決めてないと、ますます迷う。
だから、歩きだす前に、
行き先をきちんと決めなくちゃね。
その昔、わたしには作詞をするにあたっての「師」がいました。
行く先は見えていたから、
あとはその師の背中だけが道標でした。
けどね、途中で、違う人の背中も見え隠れして、
その度、
「あっ、あっちの背中も魅力的」・・・な~んて
当時20歳の、揺れる乙女心(笑)
それでも、払拭して「師」の背中を追い掛けました。
一度立ち止まってよそ見してると、
師の背中は遠くなっていってしまう。
追いかける、
駈け足をする。
一度見失いかかると、余計にパワーを要するんですよね。
芸術なんて「正解」はありませんから、
何人も「師」という方がいました。
その中から、わたしがたったひとり選んだ背中。
たったひとつ選んだ道標。
何度となく怒鳴られ、
何度となく叱咤され、
何度となく・・・・・・・・・励まされた言葉の数々。
残念なことに、もうこの世にはいません。
それでも、師の教えと数々の言葉は
まるで今も生きているかのごとく
わたしの胸の中に生きてます。
今、わたしは音楽を離れ、
違う道を歩んでますが、
師の言葉は、この道にも道標として役立ってます。
自分の生き方に「正解」「不正解」を出すことはできない。
けれど、確固たる信じる道を持っている強さだけは
今の自分の誇りです。
誇れるものを与えて下さった「師」に感謝です。
命がけで信じられる道標に出会うのって、
人生の中で何度もないよね。
もしかしたら見逃してしまう場合も・・・。
とりあえず、見逃さずにいれたって事だけでも
自分を褒めてやるとするか。
他に褒められる部分もないしね^^;

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