昔々、耳にタコが出来るかと思う程に祖母に言われたこと。
それは、
「モノは魂を持っているから、
モノを見る前に、売り手や作り手を見なさい」
まだスーパーマーケットではなく八百屋さんの時代だった当時、
わたしはそれを思い出しては、
近所の八百屋さん数軒をハシゴして、
売り手であるおじさんを
ジーッと観察してました。
そして、
「こっちだ!」と決めた八百屋さん。
元気一杯のおじさんは、
チョット弱ったトマトをザルから値段はずして、
他のお野菜を買ってたおばあさんに、
「ちょっとこれ弱ってるけどよ~、
まだ食えっから持っていきな~」
、、、って、気前もバツグンだったっけ。
祖母の教えは、
「人間、気前良く」でした。
モノをあげたりって意味だけじゃ~ないよ。
気前ってのは、祖母いわく、
「気を前に出してる」=「元気」なんだそうです。
だからわたしはいつも、毎朝、
「よしっ!今日も気前よくいくぞ!」って
家族に声をかけるんです。
言葉に出すことで
自分に気前良さを与えてるんです。
モノに魂をいれる為にも、
気前良さは大事やね、うん。
今日のわたし、
気前良く作れたかなぁ~。。。
いつもいつも、
祖母の写真を眺めながら
「今日のわたしは合格?」と尋ねますが、
祖母は黙って微笑んだままです。
モノ選びをする時。
今の時代も「売り手・作り手」を観察するのは
大事なことかもしれませんね。
大量生産されてるモノであるならば、
やぱり「売り手」の心意気が大事かな~。
キモチ良く買える。
キモチよくお金を出せる。
ここ、とっても大切。
わたしも、キモチ良く買ってもらえるモノを作れる人になれるよう
気前良く進も~っと。
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