ヒヨッコに毛すら生えていない
ヘタレなハンドメイド作家のSAYOです・・・って、
どんな自己紹介やねん
ここのところ、たくさんのハンドメイド作家さんとの交流も広がり
メールやメッセージで
あれこれとやり取りをしております。
みなさん、わたしなんぞより
何倍も何十倍もキャリアと技術をお持ちの方々です。
そんな先輩方が、こんなヘタレなわたしに、
「どうしたらそんなにお客様が付くの?」
と聞いてこられます。
わたしは、
「うーーーーん、、、、わからん」と答えるしかないわけでして。。。
技術があるのに、いざ「販売」となると
売れ残りが多くなるとのことでした。
そして・・・、
ネットショップ販売の「ノウハウ」を教える教室とか
講演とかにも
高いお金を払って参加されているとか。。。
わたしは・・・・・そんな講演があるなんてことすら
知らずに生きており、
知ったところで、
こんな山奥から出て行くのも一苦労なわけでして
どんな講演なのかを色々教えてくださった方もおりまして、
それを知って、ただ単純に感じたことは、、、、、
みんな一緒のことやって売れる方法なんて
あるわけないじゃん。。。でした。
率直過ぎる感想で、すんましぇん・・・。
でも、そう思いません?
「ここをこうしたら・・・」とかってアドバイスを受けて
みんながこぞってそれをしたら
没・個性の道になっちゃうと思いません?
わが道でいいんじゃないのかなぁ~、、、とは思うものの、
中には「本職」として作家さんをされてる方もいてますから
事態は深刻であり、
わたしみたいなスカポンタンに聞いても
どんなもんかと、思ったりもするんですけど^^;
わたしは9/29に「tetote」という
ハンドメイド専門のサイトに登録をしてみました。
はなっから「売れる」なんて、
ミジンコ程も思ってませんでしたし、
夢に見ようと思ったこともありませんでした。
なぜなら「自分の力量」を知ってたからです。
ですから、逆に言ったら、
キャリアのある方だったら、
「売れる」というキモチの方が先行してしまうんでしょうね。
わたしみたいな
ヘタレのキャリアなしの技術なしの人間は、
下積みもなければ、「欲」もなし^^;
だから、tetoteで突然「ピックアップ作品」なんぞに
わたしの作ったがま口財布の画像が載ってるよ~って
お友達から知らされた時は・・・・・・のけぞりました
喜ぶという感情以前に、ビビリました。。。
さらに・・・その後、「注目のアーティスト」という欄にも掲載して頂き、
もう、、、恐怖でした。。。
アーティストって、、、誰がやね~~~ん!、、、と
ひとりでツッコミいれまくってました。
ユウヤも、
「アーティストだとさ、ぷぷぷっ」と
笑いやがってました!
まあ、技術もキャリアもないわたしですから
ここは笑われても仕方ないんですけどね(T T;)
tetoteを通して売れたり、
そこからまた広がりがあったり、
お客様がお友達にわたしを推薦してくださったり。
もう、これは「商品がどーの」というより、
わたしは
ひたすら、
人に恵まれているとしか思えません。
ホントにホントに、
技術なし、
キャリアなし、
今からスタートのわたしです。
己を知っているからこそ、
ひたすら、
丁寧に、丁寧に。。。。
ここぐらいしか努力のポイントがないんです。
自慢できる部分がないんです。
わたし、実感してます。
モノを上手に作れる人は、
たくさんたくさんいます。
そんな中で、どこの部分で頑張るかといったら
「作る」というプロセス・過程の中なんですよね。
お客様に「見える」のは商品だけど、
見えない部分こそ努力しないと、
モノ達に魂入らない気がして・・・。
下手は自覚済みですから、
キャリアと技術のある方達に
少しでも「置いてけぼり」にならない様にする為には、
こういった部分でしか発揮できないんですよ。
わたしがちょこっとずつ作れるようになってきたのだって、
キャリアのあるプログ友達や
ツイッター友達の方々に
たくさんたくさんアドバイスもらったからであり、
やっぱ、人に恵まれてるとしか思えません。
ただね、
最大のポイントは・・・・・・ユウヤの存在かもしれません。
わたし達は親子ですから、
忌憚のない意見が
斜め45度のアッパーくらわしてきます。
正直・・・・・・・・カッチ~~~ンときて、
こっちも負けずに、
右ストレートくらわしたろか!、、、と思ったこと、しばしば。
しかし、、待てよ、わたし。。。と、
もうひとりのわたしが封じ込めます。
こんだけ率直な意見を
他人は言ってくれるだろうか?と。
「ここの縫い目がいい加減過ぎる」
「こんなの商品じゃないね」
「これ、自分で使いたいって思うか?」
「このバッグ持って町を歩いてる女の人見て、自分はどう思うよ?」
・・・などなど。
もっと他にもいっぱい色んなことを言われたであります。
うううっっっ、、、思い出したら腹立ってきた
でもね、去年の冬、
あのキテレツ編みぐるみのコタローが出来た時、
ユウヤは腹抱えて大笑いして、
「これ、いい♪
マジ、いいよ、これ♪
こういうテイストって、狙って作れるもんじゃないし。
売ってみよう」
・・・と、販売路線に乗せてくれたんです。
わたしは正直、自分で編んだコタローではありますが、
「こんなん・・・・・・売れるわけないじゃん!
あいつ・・・バカにしやがってぇ~~~!!!」
そう思ってました。
が!
しかし!
・・・・・オーダーが立て続けに入ったんです!
ビックリしましたよ。
「世の中には、変わった人がいてるもんやなぁ~」と言ったら、
「これ編んだの、もっと変わってる人でしょ?」とユウヤ
こんな具合で、
わたしは「販売しよう」と思って作ってるモノって
ほとんどないんです。
あれこれ好きで作ってる中、
ユウヤがひょっこりやってきて、
「おっ、これいいんじゃない」
そう言ってくれたモノしか出してないんです。
実際は「没作品」、てんこ盛りですから^^;
タダで持ってって~~~ってモノ
ぎょ~さんありますから
おおおっ・・・
こうやって冷静に文章にしてみると、
わかってきたことがありますぞ
まずは・・・辛らつな意見を述べてくれる人を抱えておくといいという点ですね。
やっぱ、ほれ、お友達とかに、
「これどお?」って聞いても、
辛らつな意見は言えないのが世の中ですやん?
言えというのもむごい話。
あとは、、、残っても自分で使いたいって思うものを作るということでしょうか?
世界にたったひとつの、オンリーワン。
それがハンドメイドではありますが、
既製品となんら変わらなかったら、
お安い方に飛びつくのが人情ですもんね。
うーん・・・・
こんなんで参考になったのかどーか、、、ビミョ~っすね
ちなみに、わたしは今
ユウヤからアトリエの生地を分けてもらって
お洋服を縫ってるんですが、
合格サインの頂けたお洋服の分しか
生地が頂けません(涙)
こんなわたしでも、
「あんな生地でお洋服を作ってみたい~~」とか
思ったりするんですが、
許可なくして生地を買ってはいけない約束になってます。
「金に物言わせて作るなんてのは、
最低の人間のやることだからな」・・・が
彼の教えです。
・・・・・・・・・どっちが親やねん
生地は自然からの頂き物だから、
無駄にしてはいけない。
それが、自然と共存して暮らす
わたし達の鉄則なんです。
だから、わたしが憧れてる生地でお洋服を縫えるのは、
まだまだ遠~い先だってわかってます。
わかってるからこそ、
日々修行を積み上げていかなかったら、
わたしは・・・・・・・ミシンの使い方を忘れた
年寄りになってしまう~~~
「売れる」「売れない」にこだわらず、
作ってる時間ハッピーになれて、
無駄使いをしなければ
作ってる意義があると思うのは・・・・・・わたしだけかなぁ?
人生の中で一番大切なのって、
苦言を言ってくれる人の存在かもしれませんね。
「素敵~」
「かわいい~」
この言葉は、お愛想でいくらでももらえますから^^;
「作る」において厳しいユウヤだからこそ、
「はい・・・・・・合格」
そう言ってもらえた時が
嬉しいんですよね~~~♪
「合格」の二文字、なかなかくれへん息子ですから。。。
でもね~、
合格出してくれるモノって、
コタローだったり、
「これ、配色、変じゃね?」と
自分で首を傾げるモノだったりするから
不思議なんですけどね^^;
本日もオーダー頂いた分のコタローを編んでましたら、
「いや~、毎回驚くほどの個性だよなぁ~。
これはマネできる人、そうそういないと思うわ~」
と、捨て台詞言いつつ笑いながら立ち去って行きました(T T;)
どう受け止めていいのやら~~~
・・・・・・お役に立たない話で、申し訳ないっ(>_<;)
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