東日本大震災に係る義援金について(御礼)

拝啓 皆様におかれましては、益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。
さて、3月の大地震大津波による震災に際しましては、全国各地の方々から心配頂き、
心温まる多数のご支援を頂きありがとうございました。

さらには、今回貴団体より50万円もの義援金を頂き心より感謝申し上げます。
 
今回の震災は千年に一度の大震災だといわれております。
当県の沿岸部では、いたるところで建物が崩壊し、幹線交通網が寸断され
多大な被害が生じ、死者も出ました。

本県空手道専門部は、沿岸部に所属校が多いため、住居を流された生徒が42名、
家族を亡くした生徒が5名と大きな被害が出ました。
また、稽古場が避難所となり1ヶ月以上もの間、稽古が出来ないということもありました。

震災から半年が過ぎ、避難所は解消され瓦礫の撤去もすすみ、
少しずつですが、以前の状態に戻りつつあり、
稽古や大会は通常通りできるようになっております。 

なにとぞご休心の程お願い申し上げます。

 頂きました義援金につきましては、被災地の高校へ配分させえ頂き、
被災した生徒を中心に今後の空手道活動などの費用として使わせて頂く予定でございます。 

また、先日行われました専門部強化合宿でも、
あたたかいご指導を頂き本当にありがとうございました。 

本来なら参上し、ご挨拶申し上げなければいけないところですが、
失礼ながら書中をもってお礼申し上げます。

皆様のご健康と益々のご発展をお祈りいたします。 

敬白

岩手県高体連空手道専門部 
部長 佐藤猛夫先生(県立釜石高等学校校長)