朝9時から、大掛かりな断捨離決行。

押し入れ2つの荷物を掻きだして

断捨離してスッキリ~な小夜子ですデレデレ

 

 

今日は、今は亡き親友が、一歩踏み出せば、

簡単に人生は変わると教えてくれたこと。

 

彼女が亡くなって、もう13年ほどかな。

初めてか、何度目かの離婚する!!と

実家に家出した時に、就職した会社の同僚。

 

寿退社したけど、離婚したからと

出戻りでーす!と同僚になった。

 

息子同士が、同級生だったこともあり、

仲良くなったけど、変わった人が第一印象。

行動力もハンパなかった。

 

女優の中谷美紀にそっくりの美人で

よくモテてた。

 

息子らの中学に運動会で数か月ぶりに会った時、

元々、細身だった彼女が骨と皮のように痩せてた。

病院も行ってないという。

家族の言うことですら、聞かない女。

不思議とわたしの言う事は聞いてたのね。

ただ事じゃない!!病院に行け!!と怒鳴りました。

渋々、じゃあ行ってくると・・・

 

結果は、すでに手遅れ。

数ヶ月後には、余命1年宣告された。

 

その後が大変だった。

わたしの勇気が試される事態が起きました。

 

まだ、余命宣告される前のこと。

ある時、彼女の好きなK-POPアイドルの

カムバックLIVEが東京であるから、

行こう!!と言って来た。

 

当時、まだまだ活気溢れる元モラ夫。

言えるわけがない。

許すはずがない。

無理無理無理無理!!

 

そんなわたしに彼女は笑いながら

「あたしの付き添いってことでさ!」

 

元夫、なぜか彼女にだけはニコニコ接してた。

たぶん、美人だったからだろうと思う。

 

無事LIVEチケットは当選。

彼女の希望で深夜バスのチケットも買った。

日程も1週間後・・・

どうするあたし・・・

 

そうだ!と思いだした。

たったひとつだけ望みがある。

モラ夫が言うあの言葉が出れば行ける!

それに賭けたんですよ。

 

そして、決死の覚悟で元夫に伝えた。

「ふ~ん・・・

     好きにすれば~

 

出た!!この言葉!!

賭けに勝った!!

「はい、好きにさせて頂きます!

 ありがとうございます!」

 

まさかの返事に呆気に取られた元夫を残して

1週間後、東京行きの深夜バスに乗りました。

 

その深夜バスの中で呟いたこと。

「あたしやろうと思ったら、出来るんだ・・・」

 

彼女は、勇気を出して一歩踏み出せば変わる!

それを教えてくれた人でした。

 

それから、数ヶ月後に余命宣告・・・

抗がん剤治療も始まってた。

副作用で髪も抜けてウィッグ。

身体も背中を丸めて弱ってた。

 

なのに、またもや言い出した。

 

「最後に韓国旅行行きたい!!」

 

え?!今度は海外?!

いや、抗がん剤治療の入院あるでしょ?

家族にも反対されてると言う。

 

「病院には延期してもらうし、

 家族にはあたしの人生だから、

 好きにさせてって言った!」

 

一度、勇気を出して一歩踏み出してる。

迷いなく行くことを決めて、モラ夫にも

真正面で目を見据えて言いました。

「最後の旅行に行きたいっていう望みなのよ。

 時間がないの。だから行くから」

 

モラ夫は「わかった」しか言わなかった。

まあ、その後に条件を出されたのよ。

「子供らが病気になったら、中止な!」

 

1月の寒さ厳しい時期・・・

前日になって、息子が体調悪いと・・・

「頼む!明日6時に家を出るから、

 それまでもし熱出ても言わないで。

 10時の飛行機に乗る時間に言って」

 

息子に無茶を言ったけど、

「おばちゃんのためなら」

協力してくれた。

 

結局、平気だった息子でしたけど・・・

 

すったもんだの末に無事渡韓。

2泊3日の韓国旅行を堪能してきた。

 

この親友から、引っ張られて行った旅行は、

その後のわたしに大きな変化を与えた。

 

彼女が、意図してそうしたとは思わない。

最期に行きたいところに行きたいと

望んだだけのことだけど、わたしに遺してくれた

「勇気を出して一歩踏み出せば人生は変わる」

 

この親友以外にも、わたしは支え、助けられた。

家族でもなく、夫でもなく赤の他人である

友人たちからきっかけを貰って来た。

 

たぶん、皆さんの周りでもきっかけはある。

大きく変われるチャンスはあるんです。

それに気づくか、気づかないか。

勇気を出して一歩踏み出すか踏み出さないか。

 

他人の言う事は、当事者じゃないから

無責任な言葉だと思う。

でも、多かれ少なかれ、家族が居れば、

色んな問題を経験して生きてきてる。

 

わたしは、そんな無責任な言葉に救われた。

それが親友だった。

そんな無責任な言葉に乗って行動する自分に

責任を持てたら、全てが変わる一歩を踏み出せる。

 

わたしもそんな人生が変わる、変われる

きっかけひとつになる人になれたらと思う。

 

 

「私」を生きるセッション