YOUTUBEを見ていて 初めて知った。

染色体は正常なのに、子宮と膣が先天的にない。


しかも、けっこうな割合で、4500人に1人という。


多いよねぇ?

その割に世の中に知られてなくない?

対応できる医師も少ないという。




わたしがこの話題に興味を持ったのは、

昔うちで飼っていた犬がまさにこれだったからだ。


とは言っても、きちんと調べたわけじゃないから、正確には違うかもしれない。


男性器もなかったし、女性器もなかった。

外見からわかったのはそこまでで、それ以上は調べなかったし必要もなかった。


だって、可愛い犬だったのだ。

それで充分だった。


ただ、本人には可哀想だった気がする。

散歩してもどの犬にも見向きもされなかった。

不思議なくらい、まるで透明人間、いや透明犬のようにまったく無視された。


この子は、捨てられていたのを従兄弟が拾ってきて、うちで飼うことになった。

当時はみんな不思議がった。どうしてこんな良い犬が捨てられていたのか、と。


理由がわかって納得した。

奇形だから捨てられたのだと。


でも、家族としてはなんの問題もなかった。

可愛くて良い子なら、それで良かった。

繁殖のために飼うわけではないのだから。



今まで、その子以外にそんな状態があることを知らなかったから、今回YOUTUBEで知って驚いた。

人でも同じことがあると。


本人にとっては、大問題だと思う。

もっと世間に認知されて対応策の幅が広がってほしいと思う。




うちの子は、ロキタンスキー症候群ではなかったかもしれない、とも思う。


ロキタンスキー症候群なら、少なくともほかの犬に犬として認識してもらえないことはなかったんじゃないかと思うから。


犬の匂いがしなかった?

あるいは性別の匂いがしなかった?

だとしたら、単に女性器がなかったというだけではない気がするから。


うちではとても可愛がっていたが、どの犬にも無視され続けるのは見ていて可哀想だった。


もうずっと昔の、まだわたしが学生だった頃の話。


今でも大好きだよ、ピコ