多様性 | さよならソラナックス、よろしくガラケー物語

さよならソラナックス、よろしくガラケー物語

「さよならソラナックス、よろしく離脱症状」「さよならソラナックス、よろしく哀愁物語」 の続き。っていうかスマホ壊れて前ブログが更新できなくなりました。やまねさーん、ここにおりまーす!



私のいい気分は明るくて白く光っているから

白い人になれる。


白い人は前向きで

困難にも負けない。

いつも自分に気合いを入れている。

そんな白い人は

過去の事をウジウジ考えて

粘着質で恨みっぽい

黒い人が嫌いだ。


いつまで過去にこだわっている。

前を見ろ、前、前。

白い人は本当はそう思っている。

でも、それを言ってしまうと

いつも黒い人と言い争いになるので黙ることにしている。


黒い人は、恨みたくて恨んでるわけじゃないと言う。

だったら、恨みをバネにして

幸せになって

過去に感謝できるくらい努力したらいいのにと思っている。

それを言うと

黒い人は怒る。


黒い人は幸せになりたいわけじゃないと言う。

恨みから解放されたいと言う。

白い人はなにもわかっちゃいないと言う。


じゃあ恨んでる人が死ねば気がすむのかと聞けば

黒い人は、そうではないと言う。

非を認めて欲しいと言う。

非を認める気はなさそうだから

死ぬのを待っているのかもしれないとも言う。


白い人はそれは矛盾していると言う。

黒い人は君には理解できないだろうと言う。

そして、君には人の気持ちがわからないんだとも言う。


二人がモメると

赤い人が現れる

赤い人は黒い人の味方だ


赤い人は怒ることは悪いことではないと

黒い人に言う。


黒い人もなぜ自分ばかり我慢しなくてはならないんだと言う。


赤い人は、そうだその気持ちが大事なんだと言う。


おうど色の人が

怒りは数秒待てばおさまる

深呼吸してと言う。


お前みたいな知識だけのアドバイスなんか何の役にも立たないから黙ってろ!

と、赤い人が怒る。


もう、どうでもいいから楽しいこと、気持ちいいことしようぜ

と、桃色の人が言う。


いや、親を悲しませるべきではないと紺いろの人が言う。


みんなが好き勝手に話しているなか

黒い人が

やっぱり原因をつくった

あいつがいなくなればいいのかな…

と、つぶやいた。


そう思うことは悪いことではないから

君の気持ちを文字にしてみよう

と、空から声が聞こえてきた。


赤い人も

白い人も

桃色の人も、紺いろの人も、おうど色の人も

みんなそれぞれが思うこと、感じることを

すぐ否定するまえにカタチにしてみよう

と、また空から声が聞こえた。


カタチにしたら

知らない人から批判されたり

見た人にどう思われるかわからないよ

と、ガラス色の人が言った。


そう感じたなら

人からどう思われるかわからないからカタチにしたくない

そう文字にしてみればいいじゃないか

と、空から声が聞こえてきた。


そんなこと、バカだと思われる!

と、チャコールブラウンの人が言った。


では、バカだと思われると文字にすればいいじゃないかと

また空から声が聞こえてきた。


すべての人に発言を許せばいいじゃないか。

だって心の中のことなんだもの。

君たちは

黒い人や赤い人の発言を認めないだけではなく

どうして、そう感じたのか

どうして、そう思ったのかを

無視していることになるよ。

自分で自分をいじめている人が

外の世界で普通の人を演じるのは

どうかと思うけどね。


今度は空から声が聞こえてきたのか

地面から聞こえてきたのか

みんなわからなかったけど

はっきりと声は聞こえた。