おはようございます! サヨナラヒットです。

 

 6月9日(日)に観戦した都市対抗野球南関東大会第3代表決定戦の、JFE東日本(千葉市)✕オールフロンティア(春日部市)の観戦記です。

 

 JFE東日本は第1代表決定戦で日本通運に敗れると、第2代表決定戦では、同じ千葉県のライバル日本製鉄かずさマジックにも完敗でこの日の第3代表決定戦に臨みます。少し失点が多いのが気がかりで、まずは投手陣の踏ん張りがカギとなる試合になるかと思います。

 

 オールフロンティアは第1、第2代表決定トーナメントではともに、日本製鉄かずさマジックに敗れてこの第3代表決定戦に臨みます。この大会JFE東日本との対決は初めてですが、地力ではJFE東優位と思いますので、まずは先制点。それとロースコアで終盤勝負の展開に持ち込みたいですね。今回は名門企業チームに対して壁を破るチャンス到来というものも感じますので、まさにジャイアントキリングを起こせるかに注目ですね。

 

 それでは観戦記です。

 

 ◎ 6月9日(日) 県営大宮公園球場

 

 

 ◎ バッテリー

 

 J)宇賀神、本定-下地

 オ)手島、志水、川邉、金子、川上-古川、柳瀬

 

 本塁打)猪田(J)

 二塁打)関(オ)、石原(オ)、中澤(J)

 

 JFE東日本が終始試合を優位に進め5-1で快勝。3年ぶり26度目の本大会出場を決めました。

 

 JFE東日本は2回に7番・猪田の2ランで先制すると、4回には8番・下地のタイムリーで3-1と試合を優位に進めます。その後終盤も着々と得点を重ね5-1でオールフロンティアを押し切りました。

 

 敗れたオールフロンティアはロースコアで終盤に持ち込む展開も投手陣が踏ん張り切れず不利な展開に。打線もJFE東6回から登板の2番手・本定からはわずか1安打と打線が沈黙。終盤に地力の差を感じた敗戦となってしまいました。

 

 ◎ スターティングメンバー

 

 

 ◎先発投手

 

 

 オールフロンティアの先発は左腕の手島。4回を投げて被安打5、3失点で降板。与四死球は4。スリーボールとなった後簡単に四球を出してしますあたりにピッチングに粘りを感じなかったのは残念。制球を磨いて今後に生かしてほしいですね。

 

 

 

 JFE東の先発は左腕の宇賀神。長身で角度のあるストレートは打者から見たら打ちずらそうな印象を受けます。5回を投げて1失点。被安打5ですが、与四死球は死球1のみ。無駄に走者を出さなかったのが好投の要因と感じました。この大事な一戦で先発の役割は十分に果たしたかなと思います。

 

 ◎ 試合経過です。

 

 

 先制したのはJFE東。2回表、7番・猪田がレフトスタンドへ先制の2ランホームラン。JFE東が2点を先制します。

 

 

 2点を追うオールフロンティアはその裏、1死から5番・関が2ベースで出塁すると、続く6番・石原がレフトへタイムリー2ベース。オールフロンティアは2-1と1点差に迫ります。

 

 

 

 地力に勝るJFE東は4回表、5番・関のヒットを皮切りに1死1、2塁のチャンスを迎えると、8番・下地がタイムリーを放ち3-1と突き放します。

 

 

 5回表、突き放しにかかるJFE東は2本のヒットで1死2、3塁のチャンスを掴みます。ここで4番・本間がレフトやや深めのライナー。完全に犠牲フライになるかと思いましたが、オールフロンティアのカットプレーが決まって、3走の中澤が本塁で憤死。ここはオールフロンティアが守り切ります。

 

 オールフロンティアはここまで3つの併殺を決めるなど好守が光る試合でした。

 

 

 JFE東は7回には押し出しで貴重な4点目を上げると、8回には1番・中澤が勝負を決めるタイムリーを放ち5-1。終盤に着々と得点を重ねオールフロンティアを圧倒します。

 

 

 JFE東は6回から登板の2番手・本定が好投。4イニングで5奪三振、僅か1安打でオールフロンティア打線をほぼ完璧な投球で抑えました。結果5-1で快勝。3年ぶり26回目の本大会出場を決めました。

 

 JFE東は何といっても先発・宇賀神、リリーフの本定の投手陣の好投が勝因だったかなと思います。打線は迫力に欠けますが、この日トップの中澤が4安打と打線を引っ張りました。長打は少ないですが、勝負強さは感じます。ただ少し強引な走塁やバントの失敗、3併殺など課題も残る試合だったかなと感じます。

 

 オールフロンティアはこの試合好守連発で本当にいいチームでした。しかし、再三の好守でも5-1というスコアはやはり防戦一方の試合内容で、強豪企業チームに勝って代表を掴むには、まだハードルが高いかなと感じました。