2024年 観戦記13 日本通運✕JFE東日本(都市対抗野球南関東大会第1代表決定戦) | サヨナラヒットの野球ブログ 3

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 おはようございます! サヨナラヒットです。

 

 都市対抗野球の予選真っ最中という今日この頃ですね。少し波乱気味の地方大会と感じますが、みなさんはどう思いでしょうか?まだまだ代表決定も中盤かなと思います。どんなチームが都市対抗本選の切符を勝ち取るか楽しみですね。

 

 それでは6月6日(木)に観戦した、都市対抗野球南関東大会の第1代表決定戦の日本通運✕JFE東日本の観戦記アップします。

 

 Honda東京転籍でこの第1代表決定戦の顔ぶれはほぼ予想していた通りと言ってよいでしょう。日本通運、JFE東日本ともここまでは順調な勝ち上がり。この第1代表決定戦でもお互い初戦はコールド。2回戦も快勝と危なげない戦いぶりです。予想は難しいですが、埼玉県民である私は日本通運有利と思いたいですね(笑)。

 

 それでは観戦記です。ちなみに都市対抗野球なので都市名でスコアボードは表示されています。ブログ内は企業名で綴ります。

 

 さいたま市=日本通運

 千葉市=JFE東日本

 

 ◎ 6月6日(木) 県営大宮公園球場  第2試合

 

 

 ◎ バッテリー

 

 日)前田、板川、和田-山本

 J)林、長谷川、中村、森田、福山-志賀、山本

 

 二塁打)添田(日)、北川(日)

 

 序盤から点を取り合う攻防戦となりましたが、日本通運が試合を通して一度もリードを許すことなく快勝。10年連続49度目の本選出場を決めました。

 

 同点に追いつかれた日本通運は4回表、3つの四球で2死満塁から3番・北川がタイムリーで2点を勝ち越すと、5回、8回にも持ち前の打力を生かしてJFE東日本を圧倒。投げては3投手のリレーで逃げ切りました。

 

 JFE東日本も中盤までは互角の戦いも投手陣がピリッとせずに完敗です。

 

 ◎ 先発メンバー

 

 

 ◎ 先発投手

 

 

 JEF東の先発は林。この大事な試合の先発を任されるも、立ち上がりから日通打線に捕まり、2回に2本のヒットを打たれたところでKO。2回3分の0で被安打6。少し捕手も含め配球に問題あったかなという内容でした。技巧派ゆえにそのあたりは次戦に生かしてほしいですね。

 

 

 日通の先発は前田。制球に苦しんで初回の3点の援護も一度は同点に追いつかれる苦しい内容。ただ制球に苦しんでいた割には6回を投げて与四死球2という粘りのピッチング。結局は3失点で凌いで先発の役割は果たしたという内容でした。

 

 立ち上がりから球のキレも感じなかったので少し寂しい気もしますが、本選で調子を上げて頑張ってほしいですね。

 

 ◎ 試合経過です。

 

 

 日通はJFE東の林の立ち上がりを攻め、1番・稲垣のヒットを皮切りに1死2、3塁とすると、4番・沓澤が2点タイムリー。早くも先制すると、さらにその後2死1、2塁からは7番・木村がライトへタイムリー。日通は3点をリードします。

 

 

 

 3点のリードを許したJFE東は1回の裏に4番・本間のタイムリーで1点を返すと、3回裏には先頭の中澤からの3連打で1点を返しその差を1点とします。その後5番・関の内野ゴロの間にもう1点。JFE東は3-3の同点に追いつきます。

 

 

 

 同点に追いつかれた日通は4回表すぐに突き放します。JFE東の2番手・長谷川の制球の乱れから3つの四球で2死満塁のチャンスを掴むと、ここで3番・北川が2点タイムリー。5-3とすぐにリードを奪います。

 

 

 この日打撃好調の日通は5回には8番・手銭のタイムリーで1点を加え6-3とリードを広げます。

 

 

 

 7回に1点を返された日通でしたが、8回表に2番・添田、3番・北川の連続2ベースで2点を追加。8-4とリードを広げます。この試合7回まで両チーム20安打もすべてシングルヒットという珍しい内容の中で、ようやく2本の長打が出て日通が得点を重ね試合を決定づけます。

 

 

 日通は2番手で7回から登板の板川が不調で、JFE東の反撃を許す形になりましたが、3番手の和田が好投。その後をしっかり抑えて8-4で逃げ切りました。

 

 序盤から終始試合を優位に動かした日通が10年連続、49度目の都市対抗野球本選出場を決めました。この日、日通は13安打。トップの稲垣が2安打と2つの犠打でチームを引っ張りました。ベテラン勢では3番・北川が2本のタイムリーで3打点。8番・手銭もタイムリーなど中堅とベテラン選手がうまくかみ合った試合でした。 投手陣は先発・前田の調子が今一つも3番手の和田が好投。本選での活躍が期待できます。その一方で7つの四死球をもらいながら併殺などで、もう一押しできない序盤には少し不満も感じますが、日通らしいかなと思えば結果オーライです。

 

 一方のJFE東は投手陣に不安を感じます。この日よかったのは4番手の森田くらい。どの投手も制球に課題を残しました。打撃はトップの中澤を筆頭に全体的にはよく打っていた印象です。試合としては初回に3失点。一度は同点に追いついたものの痛かったかなと感じました。

 

 

 

 この日、個人的に印象に残った選手は日通の山本。なんといっても強肩を生かしたフットワークが魅力でした。打撃でも9番ながら2安打、2四球と全打席出塁。ベテラン木南を控えに回すだけあってポテンシャルは高いのかなと感じます。