2024年 観戦記10 帝京✕花咲徳栄(春季高校野球関東大会) | サヨナラヒットの野球ブログ 3

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 こんばんは!サヨナラヒットです。

 

 5月21日(火)に観戦した春季高校野球関東大会準々決勝の帝京✕花咲徳栄の観戦記です。

 

 この日はたまたま会社が休み。高校野球の関東大会が観戦できるいい機会に恵まれました。迷いなく開催地の群馬県へと言いたいところですが、実はこの日は都市対抗野球の2次予選で東京予選新規参戦のHondaと東京ガスが対決。かなりどちかに行くか迷いました。まあ、新車ドライブも兼ねて群馬県で高校野球という運びになりましたが、なんでこんな平日の火曜日に観たい野球が重なるのか恨めしかったですね。

 

 さて、話を戻します。東京1位の帝京は今年はパワーが持ち味。この関東大会も初戦の鹿島学園相手にコールド発信。4本のアーチで力でねじ伏せた打力はかつての強い帝京が帰ってきたというイメージです。この花咲徳栄戦も持ち味の強打が発揮できるかが注目です。

 

 埼玉1位の花咲徳栄は投打のバランスでは埼玉県では突出した実力です。花咲徳栄も初戦は日大明誠に10-0の5回コールド勝ち。エースの上原は5回を投げて参考記録ながらノーヒット・ノーランという快投。今日は先発に2番手以降の投手と予測されますが、帝京打線対花咲徳栄投手陣ということがひとつの焦点かなと思います。

 

 それでは観戦記です。

 

 ◎ 5月21日(火) 上毛新聞敷島球場 第1試合

 

 

 花)岡山、額川-奥村

 帝)村松、西崎-丹羽

 

 本塁打)村松(帝)、奈良(帝)、横山(花)

 三塁打)齊藤(花)

 二塁打)生田目(花)、立石(帝)

 

 この春公式戦8戦13発はダテじゃない。帝京が2本の3ランなど強打で花咲徳栄を圧倒。12-5という思わぬ大差で8回コールド勝ち。準決勝へ進出です。

 

 帝京は1点を追いかける2回裏、敵失で同点に追いつくと、2者を残し8番・村松が3ラン。4-1と逆転成功するとさらにこの回2点を加えて一挙6点。序盤で大きくリードします。打線活発の帝京は4回裏には3番・奈良が3ラン。9-1と点差を広げ試合を決定づけます。

 

 花咲徳栄も5回に4連打などで反撃し一時は逆転ムードも匂わせる展開になりましたが、最終的には帝京に力でねじ伏せられた感じです。

 

 ◎ 先発メンバー

 

 

 花咲徳栄は予選で観たメンバーとほぼ変わらない感じしますが、主砲でドラフト候補にも挙がる石塚が控えに回ってます。帝京は新チームからは初見なので分かりませんが、先発メンバー全員右打者という、今時では珍しいスターティングメンバーとなってます。

 

 ◎ 先発投手

 

 

 帝京の先発は背番号10の村松。上背はないですが、キレのよいストレートが魅力の本格派の投手です。この日の内容は5回途中で事実上KOでしたがバックの援護もあって、なんとか3失点でしのいで降板。一応役割は果たした感じです。毎回走者を背負う苦しい内容でしたが、よく踏ん張ったと思いますね。

 

 自らの3ランも大きかったですね。

 

 

 花咲徳栄の先発は背番号11の岡山。本格派の投手です。とにかくこの日の内容は悪かったですね。7回で被安打11、奪三振5、与四死球4、失点10。序盤連続四球から集中打を浴び大量失点。残念な結果となってしまいました。監督の意向か本人の意向か分かりませんが、大量失点ながら7回まで投げたのは立派です。夏への課題見えましたかね。

 

 ◎ 試合経過です。

 

 

 2回裏、1点を追いかける帝京は敵失で同点に追いつきさらに1死1、2塁とします。ここで今日先発の8番・村松がレフトスタンドへ勝ち越しの3ラン。帝京は4-1と逆転に成功します。攻撃の手を緩めない帝京はその後2本のヒットと敵失などもあり

2点を追加。この回一挙6点で6-1とします。

 

 

 帝京は4回裏には2者を置いて、3番・奈良が左中間スタンドへ3ランを放ち9-1。花咲徳栄を大きくリードします。

 

 帝京の強打にスタンドがどよめいてました。

 

 

 強豪校同士の対決で接戦が予想され思わぬ大差にコールドもあるかという展開でしたが、花咲徳栄も黙ってはいません。

 

 5回表に1番・齋藤の3ベースで反撃の狼煙を上げると、2番・目黒がタイムリー。3番・生田目の2ベースで2点目を挙げます。ここで続く4番・横山はライトスタンドへ2ランホームラン。一挙に4点を還し9-5とします。

 

 打力では引けを取らない花咲徳栄の印象に、この時点で大逆転もあるかと思いましたが、その後の無死1、2塁のチャンスからは、走塁ミスもあって無得点。この回4点で止まります。

 

 

 

 試合は中盤までに派手な打ち合いとなりましたが、帝京は2番手の西崎が好投。登板直後はホームランを打たれましたが、その後花咲徳栄打線を無得点に抑えます。

 

 試合は6回に敵失で1点を加えた帝京は8回にも、途中出場の5番・立石が2者を置いて2ベースで1点を追加。さらに7番・梅景が右中間を破り12点目のタイムリー。12-5でコールドが成立。帝京が準決勝進出です。

 

 全員右打者で体の大きい選手が多く、強打の帝京はこの日も一発攻勢で花咲徳栄との競合対決を制しました。とにかく打線が素晴らしかったですね。13年ぶりの甲子園は手の届くところにあるのかなと感じました。久しぶりに帝京魂!!見せてほしいですね。

 

 花咲徳栄は投手陣を含め守りが不安定で打たれもしましたが、自滅間も否めません。2回は先発の岡山が連続四球から大量失点。さらに8回も2番手・額川が連続四球から失点。守りも3つのエラーが直接得点に絡むなど負けるべくして負けたという印象です。走塁ミスも肝心なところであり、夏に向けて修正して欲しいです。

 

 このカードちょっと楽しみな対戦でしたが、私の地元埼玉県1位校の花咲徳栄がコールド負けはちょっと残念でした。