おはようございます!サヨナラヒットです。

 

 5月4日(水)に観戦した春季高校野球群馬大会の準決勝、桐生第一✕前橋育英の試合をアップします。

 

 群馬県の高校野球は近年では前橋育英、健大高崎、桐生第一の3校がリード。この春の4強もまさにその3校と公立の利根商が絡む形になりました。しかし、残念なことに第2試合の健大高崎と利根商の試合は利根商出場辞退となり、この日は1試合のみの準決勝となってます。利根商は桐生第一で群馬県勢初の優勝に導いた福田監督率いるチームだったので、どんな野球するか楽しみでしたが、この無念を夏に晴らして欲しいですね。

 

 桐生第一は秋の県大会制覇。秋春連覇を狙います。一方の前橋育英は、秋は桐生第一に準々決勝で1-8の7回コールド負け。前橋育英にとってはリベンジマッチとなってます。

 

 ◎ 5月4日(水) 高崎城南球場

 

 前橋育英 051 010 220 11  H17 B7 E0

 桐生第一 200 030 110  7  H12 B7 E2

 

 前)岩崎-高橋幸-生方

 桐)中村-寺門-北村-田村宏

 

 本塁打)三塚(桐)、横倉(前)、大井田(桐)

 三塁打)和田(前)、石川(前)、藤生永(前)、横倉(前)

 二塁打)清塚(前)、石川(前)、藤生永(前)、木立(桐)、提箸(桐)

 

 両チーム合わせて29安打の打撃戦となりましたが、2回表に逆転した前橋育英が桐生第一に打ち勝って決勝戦進出です。

 

 2点を先制された前橋育英でしたが、2回表に8番・清塚の2ベースで1点を返すと9番・和田が走者2人を置いて逆転の3ベースで3-2。さらに1番・横倉が2ランで一挙5点。その後は着々と得点を重ね、桐生第一の反撃を3投手でかわし逃げ切りました。

 

 桐生第一は負けじとよく打ちましたが、2回の逆転後は序盤で離された点差を追いつくことが出来ず敗れました。3、4回に先頭打者を出しながら次打者が併殺。早い回に点差を縮められなかったのは、結果論として痛かったですね。

 

 ◎先発投手です。

 

 

 桐生第一の先発は左腕の中村。初回は簡単に3者凡退に取り、ベストな立ち上がりでしたが、2回に前橋育英打線に捕まってKO。なかなか生きた球を投げていたので、この試合の結果を糧に夏は頑張って欲しいです。制球甘かったですかね。

 

 

 前橋育英の先発は本格派の岩崎。情報によると2年生の投手です。なかなかストレートには力があり、制球磨けば将来性高い投手と思います。この日は5回途中で4連打を喰らったところで降板。計4失点は試合の流れの中ではまずまずの結果だったと思います。ちょっと今日は球が高かったですね。

 

 ◎ 試合経過です。

 

 

 派手な打ち合いの序章はホームランから。1回裏、1死2塁から3番・三塚がライトスタンドへ2ラン。桐生第一が2点を先制します。あっという間にスタンドまで届く豪快な一発でした。

 

 

 2回表、前橋育英はすぐに反撃。死球の走者を1塁に置いた2死1塁から、8番・清塚の2ベースで1点を返すと、続く9番・和田が左中間を破る3ベース。2者が還り3-2と逆転に成功します。

 

 

 前橋育英はさらに1番・横倉の2ランが飛び出して一挙5点というビッグイニング。5-2とリードを3点にします。

 

 

 

 3回、5回と1点ずつを加えた前橋育英ワンサイドの雰囲気が流れる中で桐生第一は5回裏に反撃に出ます。1死から2本のヒットで1死、3塁のチャンスを掴むと、3番・三塚がタイムリー。1点を返します。さらに4番・提箸がライトへ2ベース。その後バッテリーミスも絡んで、桐生第一は3点を返し7-5と2点差に迫ります。

 

 

 5回まで7-5の打撃戦で後半戦の予想つかないこの試合は、その後は7,8回に前橋育英が2点ずつ、桐生第一が,8回に1点ずつを重ねる派手な展開になりましたが、最後は試合は11-7で前橋育英が打ち勝って決勝戦進出です。

 

 両チーム合わせて29安打、四死球も合わせて14と常に得点圏に走者を予断許さぬ展開は観戦している側としては面白試合でした。両チームとも繰り出す投手も質が高かったのですが、とにかく両チームともバッティングが素晴らしかったですね。

 

 

 桐生第一の3番。三塚はこの日3安打2四球で全出塁。ホームランも素晴らしいですが変化球をしっかり引き付けて快打を連発。センターの守備も良かったのでドラフト候補に挙がっても良いかと感じました。