こんばんは!サヨナラヒットです。
4月16日(火)に観戦した東都大学野球春季リーグ戦第2週の青山学院大✕亜細亜大の観戦記です。
リーグ戦V3を狙う青山学院大は第1週では国学院大に連勝。幸先よいスタートを切ってます。ただ視界良好というわけでもなく、2試合で得点は僅かに2。1-0での連勝は投手陣の踏ん張り以外になく、この週は打線の奮起がカギを握るかなと感じます。
対する亜細亜大も第1週は連勝スタート。勢いそのままに青山学院大に土をつけて単独首位に立ちたいところです。
昨年大学選手権日本一の青山学院大と一昨年大学選手権日本一の亜細亜大の対戦となったこのカードは、まさに実力伯仲と思われ、リーグ戦序盤のヤマ場と言っていいのではないでしょうか。
それでは観戦記です。
◎ 4月16日(火) 明治神宮球場 第3試合
◎ バッテリー
青)児玉、鈴木-渡部
亜)齊藤-田島
本塁打)芹澤(亜)
二塁打)西川(青)、廣瀬(亜)
青山学院大が投手戦の接戦を制して先勝です。
青山学院大は初回に亜細亜大2つのエラーで先制すると、5回にも2つのエラーをきっかけに4番・西川のタイムリーで2点目。結局この2点目が決勝点となり、守っては児玉、鈴木のリレーで逃げ切りました。
敗れた亜細亜大は先発・齊藤が完投の好投も打線が援護できず敗れました。
青山学院大はドラフト候補の佐々木、西川に注目ですね。先発・児玉もドラフト候補に挙がる注目の投手です。亜細亜大は目立った選手は居ませんが、伝統の力を見せてほしいですね。
◎ 先発投手
亜細亜大の先発は3年生の齊藤。本格派の投手です。打線の援護なくこの日は敗戦投手となりましたが、被安打3で自責点0の好投は立派でした。9奪三振を奪うなど三振も取れるタイプの投手です。球速はまだまだの感じはしますが、伸びしろを感じる投手で来年度のドラフト候補には挙がってくるかなと感じます。
青山学院大の先発は4年生左腕の児玉。ドラフト候補にも挙がる投手ですね。球速こそないですが、腕が遅れて出てくるので打者からしたらタイミングを合わせるのが難しいタイプなのかなと感じます。制球力に優れこの日の与えた四死球は1。緩急をうまく使って点を与えない投手という印象です。
内容は8回3分の2を投げて、被安打3、奪三振5、与四死球1、失点0。ほぼ完璧な投球内容と言ってよいかと思います。
◎ 試合経過です。
先制したのは青山学院大。1死から相手エラーで得た2死2塁のチャンスから、4番・西川のサードゴロ(記録は内野安打)が悪送球を誘って2塁走者・初谷がホームイン。1-0とします。
試合は両先発投手の好投で1-0のまま進みますが、その均衡を破ったのは青山学院大。5回表、亜細亜大2つのエラーと四球で2死満塁のチャンスを掴むと、4番・西川がセンターへタイムリー。2-0とリードを広げます。このセンターへのゴロの打球はとにかく速かったです。さすがにドラフト候補だけありましたね。ちなみに打球速すぎて2塁走者は3塁ストップ。ある意味もったいない結果でした。
2点を追う亜細亜大は青山学院大・児玉の前に7回まで2安打と打線が沈黙。反撃の糸口がつかめません。しかし8回裏、2つのエラーと四球で2死満塁と一打同点のチャンスを掴みます。ここで打者は2番の的場を迎えますが、青山学院大の代わった鈴木がサードゴロに仕留め3者残塁ここは青山学院大が踏ん張ります。
試合は9回裏2死から亜細亜大・5番・芹澤が意地のソロを放ち一矢を報いますが、2-1で青山学院大が逃げ切ってこのカード先勝です。
青山学院大は先発の児玉、2番手の鈴木がそれぞれ力のあるところを見せて亜細亜大の反撃を許さなかったのは立派でした。今年も強いかなと感じる戦いぶりでしたね。ただここまでは打線が不発。ちょっと心配です。この日も青山学院大のヒットは3本ですべて4番・西川が放ったものです。その他のメンバー奮起してほしいですね。
敗れた亜細亜大は目立った選手がいないので、ミスのない試合にしたいところでしたが、この日は4つのエラー。与えた2点すべてに絡んだ守備の乱れは大きかったです。また走塁ミスもあって亜細亜大らしからぬ展開でした。そんな中で完投した齊藤の踏ん張りはなにか伝わってくるものがありましたね。今後に期待したいと思います。
※ このカード2回戦は青山学院大9-0亜細亜大。早くも青山学院大頭一つリードの展開になってきました。