ユリゴコロに続いて沼田まほかる2冊目。

こちらも映画を先に見てからなので、内容は把握済み。

 

十和子のひどい暴言が読んでいてしんどくて、重い気分になりながらも読み進めた。

 

悪いやつが多すぎる。

陣治の愛情が深すぎる。

 

なんとも気分が重苦しく、読むのがしんどい作品だった。

読み終わってぐったり。

 

文庫本版を読んだのだけど、解説がとにかく泣けた。

本編では泣かなかったのだけど、解説で泣いた。

 

「これを恋と呼ぶのなら、私はまだ恋を知らない」

 

私もです!

 

こんなに気分が重くなるのに、また読みたくなるのが沼田まほかるの魅力。

 

そして、私はやっぱり解説付きの文庫本が好き。